株式や債券など様々な投資対象に投資でき、NISAやiDeCoの利用や少額からの積立投資で気軽に始めることのできる投資信託。
投資信託を始めたい投資初心者の方や、もっと専門的に学びたい方の中には、勉強のために本を活用される方も多いですよね。
特にベストセラーの本などは、積極的に投資信託の勉強に役立てたいですよね。これから投資信託に関するおすすめの本をお探しの方は参考にしてみてください。
※また当サイトでは投資信託などでの資産運用をお考えの方向けにおすすめの記事もご紹介しています。興味のある方は是非ご覧ください。
【2024年/入門~初心者】おすすめの投資信託関連書籍6本
投資信託と一口に言っても、運用会社はもちろん投資対象なども各ファンド毎に異なります。
一般NISAや積立NISA、iDeCoといった税制優遇制度、ETFにREIT(不動産投資信託)などの話も絡んでくると、投資初心者の方は何が何だかわからなくなってしまいますよね。
そこでまずは投資信託を始める際の初めての入門書としてオススメな本をご紹介します。
(記事中画像引用:楽天ブックス)
改訂版 一番やさしい!一番くわしい!はじめての「投資信託」入門
どんな本?:投資信託超初心者向けの本
著者:竹川美奈子
難易度:簡単 難しい
本の概要:投資信託に関する基礎知識、口座開設をする金融機関と商品の選び方など
タイトル通り、投資信託関連の本の中では一番やさしく書かれた初心者におすすめの本。
投資信託を始めるために知っておくべき基礎知識(投資信託の仕組み、投資信託ファンドの選び方、買い方、NISAやつみたてNISA、iDeCoなどの活用方法など)がイラストを交えながら丁寧に書かれています。
難しい専門用語もほとんど出てこないので、投資の”と”の字もわからない!という初心者方にもおすすめの本。どうやって投資信託を買うの?という基礎から触れているので、投資信託で運用を始める方にはもってこいの入門書です。
いちばんカンタン! 投資信託の超入門書
どんな本?:イラスト豊富で分かりやすい
著者:湯之前敦
難易度:簡単 難しい
本の概要:最低限の投資信託に関する知識、NISAやiDeco制度についてなど
資産運用は手間がかかるイメージを持たれる方も多いと思います。確かに運用は日々の相場チェックから売買まで色々な作業が求められることが多く、忙しい現代人には少々ハードルが高いかもしれません。
そんな時間の問題を解決するのが投資信託。投資信託そのものを問題提起する人もいますが、忙しい現代人にとって投資信託は最適なやり方ではないでしょうか。
とは言え勉強する時間も無いし、最低限のことだけ理解して投資信託を開始したい!とお急ぎの方におすすめしたい投資信託入門書です。
人気ファイナンシャルプランナー(FP)が初心者目線で解説したこの本は、全編に渡ってイラストが豊富で投資信託を視覚的にも学びやすい本でしょう。
超ど素人がはじめる投資信託
どんな本?:ネット証券の取引を検討中の方向け
著者:20代怠け者
難易度:簡単 難しい
本の概要:自分にあった投資信託をフローチャートで解決、NISAやiDeco制度についてなど
投資信託の仕組みや、種類、つみたてNISA・一般NISAなどの情報、投資信託を選ぶ際に見ておくべきチェックポイント等が、イラストと共にわかりやすく解説されている本です。
この本ではネット証券での取引をメインに書かれているため、これからネット証券での取引を考えている人に特におすすめ。
投資信託の銘柄名にも触れて解説されており、実用的な本であると言えます。投資信託で長期的に安定した運用を目指したい方におすすめの一冊でしょう。
本の著者は人気投資ブロガーの怠け者さん。忙しい人でも簡単に投資信託を活用して運用できる方法を紹介しています。特に忙しくて相場をこまめにチェックできない方や、投資信託に興味はあってもどのファンドを選ぶか迷っている方におすすめの本です。
最新 資産設計はポートフォリオで考える 投資信託35の法則
どんな本?:インデックス投資を検討中の方におすすめ
著者:カン・チュンド
難易度:簡単 難しい
本の概要:長期投資を行う上でより良い投資信託の選び方(特定の銘柄ではなく選び方を紹介)など
この本は他の投資信託関連本によくあるような、指定の投資信託を買おう!というものではなく、あくまでも読者が自身にあった投資信託を選べるようになる指南書の位置づけです。
長期投資を前提としたときに、どのような投資信託を選ぶべきなのか、またその投資信託をどのタイミングで買うのがベストなのか?の核心についた一冊。
特に著者のカン・チュンド氏はインデックスファンド(指標に連動するように設定された投資信託)を推奨しており、なぜインデックスファンドが良いのかという点についても詳しく解説されています。
本にはダメな投資信託を見抜く方法等も惜しげもなく公開されているので、今から投資信託を始める人は必読の一冊と言えます。
著書のカン・チュンド氏は日経新聞などにも寄稿する超有名インデックス投資アドバイザー。投資が初めての方にもわかりやすい表現で、つまずくことなくスラスラと最後まで読めてしまいます。難しい投資用語等も解説されているので、投資信託だけでなく投資全般の入門書としてもおすすめの本です。
新・投資信託にだまされるな! 買うべき投信、買ってはいけない投信
どんな本?:投資信託の見極め方がわかる
著者:竹川美奈子
難易度:簡単 難しい
本の概要:投資信託が作られる過程、本当に良い投資信託に巡り会える方法など
米国など金融先進国と比べ、日本の投資信託は手数料が割高な傾向にあります。
銀行や証券会社などはこういった高い手数料を取れるような投資信託を販売して利益を得ているということもあり、良い投資信託と言い切れないものも売りつけてくるケースが少なくありません。
人気の投資信託であっても、商品の魅力を高めるために巧妙なワナが仕掛けられていることも多く、知らないうちに被害者になってしまうことも。
この本には様々な営業トークやパンフレットを例に、投資信託を見極める術が詰まっています。絶対に良い投資信託を選ぶぞという方にぜひ手に取っていただきたいおすすめの一冊です。
自らの証券会社勤め時代を思い出して少し罪悪感が…。証券会社も投資信託の手数料から得られる利益は貴重なので、上手い営業トークでさらっと顧客の信用を獲得し、しっかり手数料を頂くのです。会社の生き残りのためには仕方ないものの、やはり自分の身は守りたいもの。この本を読んでぜひ予防しましょう。
投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識
どんな本?:投資哲学を学べる本
著者:ハワード・マークス
難易度:簡単 難しい
本の概要:投資の心得、市場がイマイチのときでも損失を最小限に抑える方法など
投資信託での運用に限らず投資をする人なら絶対に読んでおきたい一冊。
本書は世界的に有名な投資家のウォーレン・バフェットが、経営するファンドの株主総会で配布して絶賛したことで有名になりました。
よくある投資のノウハウ本では、成功した投資方法について綴られていることが多いですが、この本で主に語られていることは「投資の難しさ」。なぜ個人投資家は株式投資で勝てないのか‥。
厳しい投資の世界で40年以上も勝ち続けてきた著者による市場の見方・リスクの捉え方が本に詰まっています。投資を行う人なら絶対にチェックしておきたいものです。
バフェットが絶賛、筆者はるのお気に入りでもあるこちらの本。上手い・賢い・お得な投資方法というよりは、投資に対する考え方等、哲学的な要素が多く含まれているので、改めて自分の投資方法を見直すきっかけにもなるでしょう。投資を通じて良い思いも悪い思いも両方経験した方には特に刺さる内容の本ではないでしょうか。具体的な投資方法というよりは、投資における心理の重要性や、思考方法をユニークな語り口で解説してくれているので、初心者にもおすすめの一冊です。
【2022年/中級者】おすすめの投資信託関連書籍5本
もうすでに投資信託をはじめている人や、入門程度の投資の基礎知識がある方におすすめの5本をご紹介いたします。
〈新版〉投資信託選びでいちばん知りたいこと
どんな本?:モーニングスター代表による書籍
著者:朝倉智也
難易度:簡単 難しい
本の概要:自分に適した投資信託や運用目標の決め方、運用報告書の見方、モーニングスターを使った最適な投資信託の選び方など
「投資信託=色々な商品がパックになった金融商品」と理解している方も多いかと思いますが、かなり抽象的なイメージですよね。意外と投資信託がどのように企画され、作られているのか知らない方が大半でしょう。
この本では、投資信託を選ぶ際に重要なポイントを投資信託や株式を評価する日本最大級のポータルサイトであるモーニングスターを使って解説。
全ての人に同じ投資信託が適切ということはなく、自分の属性や最終目標に応じて選ぶべき投資信託は異なります。
面倒だからと証券会社や銀行のセールスマンの言葉を鵜呑みにすると、後で後悔するのは目に見えています。後悔を少しでも少なくするために、モーニングスターを使った投資信託の選び方、運用報告書の見方まで一度に勉強してしまいましょう。
この本の著者はモーニングスターの代表。つまり投資信託のスペシャリストです。投資信託のことなら彼の右に出るものは居ないという程、投資信託について知り尽くした人物で、投資信託を始めるならやはりトップから学ぶことがベストではないでしょうか。
意外と知らない投資信託の仕組みから、自分に合う投資信託の選び方まで豊富な図解と一緒に初心者にもわかりやすく解説されています。今保有している投資信託が自分に合っているものなのか、改めて確認することもできるでしょう。
同じ著者が執筆した次の本もおすすめですよ。
30代からはじめる投資信託選びでいちばん知りたいこと
どんな本?:新興国・金投資を検討中の方におすすめな本
著者:朝倉智也
難易度:簡単 難しい
本の概要:新興国と金をポートフォリオに入れる必要性、資産形成世代で長期投資を念頭にした投資信託の活用方法など
題名の通り、30代の資産形成世代と言われるグループにおすすめの一冊。「お給料はなかなか上がらないのに年金の不安がつきまとう」「将来のために資産運用が必要なことは重々承知だけれど、何から手を付けていいかわからない」という方に特におすすめの本です。
これまではリスクが比較的低く、日本より利回りの高い先進国を対象とした投資が中心でしたが、この本では「新興国」・「金」も視野に新しいタイプの資産運用を提唱。
その中でどのような投資信託を選ぶべきか、これもモーニングスターを使ってどう探していくかが実践的に解説されています。
30代という年齢を絞って書かれた本ですが、長期的に資産形成の必要性があると感じる方なら必読と言えるでしょう。
特徴は新興国・金というキーワードが入ってきたこと。実は株式が下がった時は金の価格が上がるという逆相関の関係があると言われています。私達30代は、年金問題に備えてお金を増やすことを重点的に行う必要がありますが、反対にお金を減らさないようなリスクヘッジも大切。先進国資産で安全運用といった時代から、新興国資産で積極的なリターンを狙いつつ、金でリスク対策という新たな資産運用方法に変わりつつある流れはとても斬新に思えました。この本を読めば、30代という負担の大きい世代にとってどのような資産運用がベストであるのか、それに見合った投資信託も見つかるでしょう。
めちゃくちゃ売れてるマネー誌ザイと投信の窓口が作った投資信託のワナ50&真実50
どんな本?:金額別のおすすめ投信もわかる本
著者:植村佳延
難易度:簡単 難しい
本の概要:投資信託を活用した老後の資産作り、退職金の有効活用方法など
案外わかっているようで深くは知らない投資信託の中身を徹底解剖した一冊。
投資信託の購入を検討している方はもちろん、今保有している投資信託は果たして投資価値があるのかとお悩みの方、過去に投資信託で痛い目を見た方にもおすすめの本です。
一方的に投資信託は悪と考えられてきた時代が少しずつ変わりつつあり、投資信託も正しい知識を身につけることで資産運用の味方になってくれるという意見が多くなってきています。
良い投資信託、悪い投資信託の見分け方はもちろんのこと、少額の運用に向いている投資信託から退職金などのまとまった金額に向いている投資信託など、金額によっておすすめの投資信託を紹介しています。
金融情報誌ザイの存在を知っている人も多いと思います。本書はザイの特徴でもあるカラフルなデザインと圧倒的な情報量で読み応えのあるボリューム感に仕上がっています。
お金が勝手に増えていく! カンタン! インデックス投資完全ガイド
どんな本?:これ一つでインデックス投資が分かる本
著者:水瀬ケンイチ
難易度:簡単 難しい
本の概要:インデックス投資信託についての理解、始め方から売り方までの順序など
インデックスとは、指標に連動するように設定された投資信託を使って投資する方法。
日経平均やTOPIX、アメリカのS&P500など代表的な指数はたくさんありますが、それぞれに対して同じ動きをするように汲まれた投資信託のことをインデックス投資信託と呼びます。
本書では現在インデックス投資の運用残高が劇的に伸びている理由と、なぜインデックス投資信託を活用すべきかという核心について語られています。
日々相場の動きに一喜一憂した投資生活を送るよりも、投資のことは頭の片隅においておく程度で、日常生活に重点を置いて運用したい方におすすめです。
インデックス投資をおすすめする本は世の中にたくさん出回っているものの、実はインデックス投資の終わらせ方(出口)について解説している本はあまり無いんです。インデックス投資の始め方から、どういったタイミングで終わらせるかにまで触れているので、インデックス投資に関する勉強を1冊の本で済ませたい!という方におすすめ。マンガつきでわかりやすいのも魅力的です。
投資信託 失敗の教訓
どんな本?:投資信託成功の秘訣がわかる本
著者:福田猛
難易度:簡単 難しい
本の概要:買ってはいけない投資信託の特徴、投資における心理の重要性など
うまくいかない投資家に決まって存在するパターンや、長期投資を途中で諦めてしまう壁など、長年ファイナンシャルアドバイザーとしてお客様と向き合ってきた著者だからこそわかるポイントについて、わかりやすくまとめている一冊。
投資信託で運用するにあたって絶対に避けるべき3つの投資信託や、日本と海外の資産運用の違い、投資家の心理までこの本に集約されています。
投資で損する人の特徴を行動経済学から捉え、納得のいく運用に必要な心構えを身につけることができるでしょう。
どうせ投資をしてもお金は増えないしとネガティブ思考の方に読んでいただきたい一冊。長年ファイナンシャルアドバイザーをやっていたということで、お客様がどういった思考で投資をするか?という点を徹底的に研究されてきた事が伝わりました。相場が気になって仕方がない方や、長期投資をしようと思っても長続きしないという方におすすめです。
【2022年/上級者】おすすめの投資信託関連書籍5本
上級者用のおすすめ本、最初の一冊目は全世界で読まれている投資のバイブルです。
ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理
どんな本?:インデックス投資を論理的に理解したい方におすすめ
著者:バートン・マルキール
難易度:簡単 難しい
本の概要:インデックス投資に関するデータを用いた論理的な解説など
1973年の初版以来、全米で累計150万部を超え、投資本として異例の大ベストセラーとなったこちらの本。
内容はインデックス型の投資信託が一番良いという主張がメインで、なぜ他の投資方法がインデックスにかなわないのか?という点をデータを用いて示されています。
すでに初版から40年以上経過していますが、改訂を重ねるごとにパワーアップし、現代にも通ずる内容が詰まった名著です。
さすがは世界の投資家が読むロング&大ベストセラー書籍。外国書籍の翻訳は日本語になるとどうしても硬い表現になりがちですが、この本ではちょっとしたシャレもうまく翻訳されており、すらすらと読み進められます。内容は論文級にしっかりとしているのに、数式などはほとんど使われていないという点も、皆さんにおすすめできるポイント。ユニークな分析や金融史に至るまで、あらゆるテーマを取り扱っていることから、投資本としてではなく読み物としても大満足の一冊です。
図解入門ビジネス 最新アセットマネジメントの基本と仕組みがよ~くわかる本
どんな本?:投資信託組成の裏側を知りたい方におすすめ
著者:福田猛
難易度:簡単 難しい
本の概要:投資信託にはどのような人が関わりどのように作られるのか、投資の基礎理論など
アセットマネジメントとは、資産管理のことを指します。この本ではおすすめの投資信託を紹介するものではなく、アセットマネジメントの基本と業界の課題や展望などを解説。
投資信託の運用で実際に用いられる手法や、新しい方法、投資対象を決定する際の評価基準など、これまでの投資信託関連本とはまた違った視点から見られる一冊です。
元々はアセットマネジメント業界の人間がよく読んでいた本ですが、投資信託をより深く理解したいという方にも最適な本と言えるでしょう。
かなり専門的な内容なので初心者には難しいかもしれませんが、図解等も交えて解説されているため、投資信託組成の裏側を知りたい人におすすめです。実際に投資信託を作ってきた側の著者が業界を網羅的に解説し、更に身近なもので例えて説明してくれるので、金融機関のセールスマンから聞く投資信託の説明とはまた違った一面が見えてくるはずです。
資産運用のパフォーマンス測定【第2版】-ポートフォリオのリターン・リスク分析-
どんな本?:専門知識を取得したい方向けの本
著者:アセットマネジメントOne
難易度:簡単 難しい
本の概要:資産運用のパフォーマンスや分析等に使用される数値の計算方法、運用会社目線での投資勉強法など
こちらもアセットマネジメント業界関係者から熱い支持を受けていた一冊。
証券アナリストやファイナンシャルプランナーが資格取得試験の学習用にも使う、かなり専門的な参考書といった内容です。
なかなか個人投資家では使うことのない難しい分析方法等も実務的に解説されているので、少し読み込めば運用のパフォーマンスを図るのに活用できるでしょう。
初心者におすすめとは言えませんが、投資経験がある方には読んでいただきたい一冊。金融機関に勤めていた身からすると、この本の内容を知っておくだけで、どのようなポートフォリオの投資信託であれば自分の顧客に最適であるかというのがわかるため絶対に外せない書籍でもあります。逆にこの本の内容が分かってしまえば、もう金融機関の担当者はいらないと言うことになってしまうのですが…。
現代ポートフォリオ理論講義
どんな本?:投資理論を徹底的に勉強したい方向け
著者:根岸康夫
難易度:簡単 難しい
本の概要:現代ポートフォリオ理論、分散投資の有効性についてなど
資産運用において重要なのが、それぞれの資産同士で異なる価格変動リスクが存在することと、組み合わせの比率によって考えられるリスクとリターンが変わってくるという点を理解することです。
1950年代にアメリカのハリー・マーコウィッツ氏が構築した分散投資理論は、1990年のノーベル経済学賞を受賞するなど、投資理論における先駆的な功績を残しました。
しかし金融危機等の際にはこの理論に限界があることも証明され、最も現代に合った分散投資のポートフォリオというのは年々変化の道筋を辿っています。
少々難しい内容とはなっていますが、数式などは使われておらず、想定しうるシミュレーションがふんだんに使われているので、直感的に理解できるでしょう。
ポートフォリオについて真剣に考えたい人におすすめの一冊です。
投資と真剣に向き合うにあたって、いつかは必要になる現代ポートフォリオ理論。投資信託は様々な商品を組み合わせて作られる商品のため、徹底的に研究をするのであれば必須の投資理論です。とは言え、この手の本は難しいものばかりで、一度読んだだけではなかなか理解が深まらないもの。そんなハードルを超えたのがこちらの一冊でした。筆者は読者が直感的に理解できるよう配慮したとのことで、とてもわかりやすい説明となっています。投資理論を徹底的に勉強したい方におすすめです。
インデックス投資は勝者のゲーム──株式市場から確実な利益を得る常識的方法
どんな本?:インデックス投資を深く学びたい方向け
著者:ジョン・C・ボーグル
難易度:簡単 難しい
本の概要:インデックス投資の実績、低コストのポートフォリオ構築方法など
投資業界のレジェンドと呼ばれるジョン・C・ボーグルによる、インデックス投資のすすめ。
なぜ彼はインデックス投資を長期に渡り勧めてきたのか、その理由をデータを使って解説されています。
アクティブファンド(指標よりも高いリターンを目指して運用される投資信託)は、インデックス投資に比べて高い運用成績を狙えることが最大の売りポイントですが、長いデータで見るとインデックス投資の勝率のほうが遥かに高く、更に手数料も安い。
歴史的観点からみても、低コストで長期的なインデックス投資をすることで、着実に資産を増やしていけるポイントが高く評価されています。
とにかくインデックス推しのこの本を読めば、今すぐにでもインデックス投資信託を買いたくなる衝動に駆られることでしょう。特にこれから長期にわたって投資信託での運用を考えている人におすすめの一冊です。特にポートフォリオ分散やアセットロケーションに関する説明は実践的でわかりやすく、今後の投資人生における教科書ともなる本でしょう。
売れ筋ランキングの本も要確認!
さて今回は初心者・入門編から上級者まで投資信託の勉強に活用できる様々な本をご紹介しました。
インターネットでも投資信託に関する情報は簡単に得られるますが、より深い理解を得るためにはネットの情報と併用して沢山の本を読み知識を積み上げるのがおすすめです。
今回ごおすすめした投資信託関連の本は、楽天市場、amazon、メルカリなどでも比較的安く購入できる中古本の取り扱いもあるかと思います。気になる本がありましたら一度探してみると良いでしょう。
投資信託に限らず、運用初心者にぜひ読んでいただきたいおすすめの本を厳選した記事もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!