ヘッジファンド

ヘッジファンド投資はリスクが高くて危険?

ハイリスクハイリターン?ヘッジファンド投資の注意点

 

国力の成長が鈍化している日本では、株式価値の大幅な値上がりが期待できず、代わりにプロが運用してくれるヘッジファンド投資への関心が高まっていると言えます。

しかし、ハイパフォーマンスを目指すヘッジファンドは、同時にリスクも高いのでは?と不安に思われている方も多いでしょう。

旦那氏
旦那氏
ヘッジファンドって何に投資しているのか不透明でリスクが高そう!
主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
通常の金融商品にはないリスクがあることも確かだけど、ヘッジファンドだからこそできるリスク管理もあるのよ~!
  • ヘッジファンドは元々守りの資産として誕生した
  • ヘッジファンドだからこそ可能なリスク対処法もある
  • どんなリスクがあるか投資を始める前に把握したうえで信頼できる優良ファンドを探そう

早速、ヘッジファンド投資をするにあたって発生しうるリスクについて確認していきましょう。

主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
(筆者紹介)

森山春香(はる)/ Twitter
某大学の経済学部を卒業後、新卒で某大手証券会社へ就職。営業担当としての証券ライフを経て、結婚→金融ライターとして独立。
【FP2級/一種外務員資格保有】
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ヘッジファンド投資で考えられるリスクとは?

ヘッジファンドは、株式投資や債券投資、投資信託などの伝統的運用手法と同じリスクをとりますが、リスクの範囲が伝統的な運用手法よりも広がる可能性があります。

ヘッジファンド投資で考えられるリスク
  • 元本損失のリスク(価格変動リスク)
  • 換金時期が限られる(流動性リスク)
  • 最低投資額が高い
  • 詐欺リスク

元本損失のリスクは株式や債券、投資信託でも同じように存在しますが、換金時期が限られることや最低投資額が高額であること、詐欺リスクに関しては、ヘッジファンド特有のリスクと言えるでしょう。

それぞれのリスクについて、詳しく解説してまいります。

元本損失のリスク

ヘッジファンドは投資商品ですから元本保証されていません。

これはもちろん株式投資や債券投資、投資信託においても同様に言えることです。

しかしヘッジファンドを運用するにあたって、投資制限が緩く、空売りレバレッジも利用するため、元本割れのリスクが高まる可能性があります。

空売り…今後値下がりすると思われるものに対して使用される投資方法。

株式の場合では、自分の手元にない株式を証券会社から借りて売りに出し、値下がりした段階で買い戻して利益を出すという仕組み。値が下がらなかった場合は損失が大きくなる。

図にしてみると、以下のような売買の流れとなります。

空売り

(引用:SMBC日興証券

レバレッジも、運用効果を高める手法ですが、反対に大損失となることもあります。

レバレッジ…元手となる自己資金に借り入れたお金を足して投資をし、高い投資効果を得る仕組み。FX取引でよく使用される。予想と外れた場合は投資元本位以上の損失を被ることがある。

こちらも図で確認してみましょう。

レバレッジ

(引用:外為どっとコム

投資効果を高めるために活用されるこれらの投資手法ですが、ヘッジファンドの見通し通りにいけば大きなリターンが得られる反面、狙いが外れた場合は投資元本を上回る損失が発生する可能性もあります。

換金できる時期が限られる(流動性リスク)

基本的にいつでも取引できる株式や投資信託と違い、ヘッジファンドは解約するタイミングが限られているという点もリスクになりうると言えるでしょう。

ヘッジファンドでは、換金期間に制限を設けるロックアップ期間というものを設定しています。

ロックアップ期間は、1ヶ月・3ヶ月・半年・1年とヘッジファンドにより様々。

このロックアップ期間があるため、万が一まとまった支出が発生するとなった場合に現金化できないのはリスクに値すると言えるでしょう。

しかし、このロックアップ期間があることで、

  • ファンドマネージャーは運用目標を立てやすくなる
  • 当面現金を用意する必要が無いため流動性の低い商品にも投資きる

のように、ロックアップ期間を設定しているからこそ、ファンドはより効率的な運用を行うことが可能という利点もあります。

流動性の低い商品(換金までの期間が長期に渡るもの)は比較的高利回りであるという点をふまえると、ロックアップ期間の設定は一概にリスクとは言い切れないでしょう。

主婦投資ブロガーはる
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また、ヘッジファンドは投資信託と違って少人数の投資家から出資を募るものなので、出資者1人あたりの出資額が高額。そのためいつでも解約可能になると、常に現金で保有しておく割合が高くなり、効率的な運用ができなくなってしまうんですね。

このような点からロックアップ期間は、ヘッジファンドの運用に必要不可欠と言えますが、ロックアップ期間が長すぎるヘッジファンドは避けた方が良いでしょう。

最低投資額が高額である

1万円程度からはじめられる投資信託に比べ、1000万~数億円程度が最低投資額となるヘッジファンドは、ハードルが高いと言えるでしょう。

保有金融資産1億円の人が最低投資額1000万円のヘッジファンドに投資する場合と、保有金融資産3000万円の人が同じヘッジファンドに投資するのでは、取るべきリスクが異なります。

預け入れ資産が高額となるため、例えばそのファンドが破綻してしまった等の場合、多額の損失を被ることとなります。

では、なぜヘッジファンドの最低投資額は高額なのでしょうか?

その答えは、先述した通りヘッジファンドは出資者人数が限られる私募ファンドであるため、1人あたりの出資額が多くなければ効率的な運用ができないから

投資信託 不特定多数
ヘッジファンド 49人以下(機関投資家のみを対象とするプロ私募は除く)

※日本のケース

このように私募ファンドであるヘッジファンドは、まとまった資金が必要なので投資に気がひける方もいらっしゃるかもしれませんが、私募ファンドだからこそのメリットもあります。

不特定多数の投資家から資金を募る公募ファンドである投資信託では、目論見書の作成や投資内容の公開、さらに運用手法の規制などが比較的厳しい一方、少人数を対象にするヘッジファンドはこれらの決まりが緩く、様々な手法で運用・利益を狙いにいけるんです。

主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
ただし、情報開示が限定的であることからヘッジファンドの中身の透明性についてもよく問題になります。これを悪用した詐欺ファンドもあるのでヘッジファンド選定時には注意しましょう!

詐欺ファンドであるリスク

金融リテラシーがまだ低い段階にある日本では、残念ながら詐欺ファンドが横行しているという現状です。

詐欺ファンドかどうか見極めるためのポイントを3つご紹介いたします。

このようなファンドは詐欺の可能性が高い
  • 絶対儲かるという文言を使用している
  • 元本保証を謳っている
  • 利回りを約束している

以上の3つのうちどれか1つ以上に当てはまるようであれば、そのヘッジファンド(のような詐欺案件)は避けるようにしましょう。

ヘッジファンドも投資商品の1つですから、時には損失が発生することも考えられます。いくらプロでも相場予想が100%当たるとは限りませんよね。

また、元本保証の4文字を使用しても良いとされる金融商品は、預貯金だけ(個人向け国債や低リスクな保険商品もアウトです)。

レバレッジを使用したり、先物・オプション取引を得意とするヘッジファンドで元本保証は有り得ませんから、このようなヘッジファンドを避けた方がベターでしょう。

さらに毎月10%や20%などの利回りを約束している偽ヘッジファンドは、ほとんどの確率でポンジスキームを使用した詐欺案件と言って良いでしょう。

健全に運用しているヘッジファンドでは出資者から預かった資金で投資をしますが、ポンジスキームの場合は投資すらしません。

月々の分配金は新規の出資金からまかない、新規出資が無くなると分配金が出せなくなるため、そのまま飛んでしまうという手法です。

過去には6兆円を超える巨額な被害を出したポンジスキーム詐欺事件も発生しています。

自分の資産を守るためにも、このようなヘッジファンドには手を出さないよう気をつけましょう。

ヘッジファンドだからこそ可能なリスク管理もある

そもそも、ヘッジファンドはヨーロッパの王族が自身の財産を後世に継ぐために利用された投資方法で、ハイパフォーマンスを狙うというよりは守りの資産運用方法として活用されていました。

増やさなくても良いから、減らさないように運用してほしいというのが、当時のヨーロッパ王族の考えだったのですね。

下げ局面でも利益を出せるヘッジファンドの投資手法

通常投資信託では、TOPIXなどの指標をひとつの目標とし、それを上回るような成績を目指します。

例えばTOPIXがー10%になった時、投資信託がー7%の成績であれば、成績自体はマイナスでもTOPIXを上回っているため評価されます。

一方ヘッジファンドの場合は基本的に「絶対収益」で運用されるため、TOPIXがー10%であろうがー50%であろうが関係なく、プラスのリターンを出さなければ評価されません。

この評価方式を採用できるのは、ヘッジファンドが下げ局面でも利益を出せる投資手法を使っているからと言えるでしょう。

では参考までにヘッジファンドが活用する代表的な投資手法の一例をご紹介しておきますね。

ロングショート戦略

ヘッジファンドの代表的な戦略に、ロングショート戦略というものがあります。

ロングショート戦略とは、上昇の見込みがある株式を買い(ロング)、過大評価されていて株価が下がる可能性の高い株式を売る(ショート)を組み合わせた戦略。

通常の投資信託ではロングだけを使用することがほとんどなので、株価が下がってしまった場合はもれなく損失が発生します。

一方ヘッジファンドではショートも有効に活用するため、損失額を抑えられたり、ショートのポジションを多めに持っていた場合、株価が下がれば下がるほどヘッジファンドは大きなリターンを手にすることができるという仕組みになっています。

マイナスが出ないというわけではありませんが、様々な相場に対するリスク管理がしやすい点はヘッジファンドの強みとも言えるでしょう。

筆者もヘッジファンドに投資中ですが、やはりプロに任せているとは言え、契約後も株式の上下が激しかった時期は一時的でもマイナスが出たりして(その後、プラスに好転しましたが)不安も大きかったです。

そんな中で、なるべく値下がりリスクが少ないヘッジファンドをおすすめするとなると、やはりBM CAPITAL(BMキャピタル)かなと思います。

おすすめヘッジファンド

BM CAPITAL
(引用:BM CAPITAL)

BM CAPITAL (BMキャピタル)は、

  • 年間平均利回は約10%~20%
  • 過去にマイナスが出た年の回数ゼロ

のように、2013年の運用開始以降安定した運用成績で推移。

大手ヘッジファンドがことごとくマイナスを出した2018年の下落相場やコロナショックのあった2020年も無傷で決算を迎えられています。

参照:Bloomberg ヘッジファンド、昨年(2018年)の運用成績は6%近いマイナス-相場変動などで

そんなBM CAPITALの投資対象は日本株。中でも市場で価値評価が適正に行われていない中小型バリュー(割安)株がメインです。

バリュー株には、

  • 既に割安水準の株価で買い付けるため、投資後にさらに値が下がってしまうリスクが比較的少ない
  • 値動きは穏やかだが、BMキャピタルのような大型投資家のまとまった購入をきっかけに株価急騰する可能性もある

のように、比較的安定した運用でまとまったリターンを狙えるというメリットがあります。

またBMキャピタルには他にも、

  • 企業価値・株価上昇を投資先企業内部から促すためにアクティビストとして活動する場合も
  • 東京大学卒業後、有名外資系投資銀行で経験を積んだファンドマネージャーが豊富な投資知識・分析力を駆使して運用

などのような強みもあり、資産の損失リスクを最大限に抑えて運用が出来る貴重な国内ファンドと言えるでしょう。

ヘッジファンドと聞くと投資上級者用というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、BMキャピタルは初心者向けの投資会社と明言しており、面談や運用報告書もわかりやすく丁寧。

他ファンドと比べ面談でのファンド説明も大変わかりやすく、気張らずカジュアルに気になることをいろいろ聞けましたよ!

公式サイトから資料請求や問い合わせをすると、過去実績や運用方法、手数料などの詳細情報も無料で確認できますので、興味のある方は一度コンタクトを取ってみると良いでしょう。

その際、投資にあたり予想されるリスクやその対処法などもファンドの担当者に事細かにヒアリングしてみると安心ですね。

最近では、コロナの影響を受けてオンラインでの面談も可能になったそうです。滅多にない機会ですので興味のある方はお早めのご予約がおすすめです。

パフォーマンス実績はあくまでも過去の結果である

最後に、投資するファンド選定時に心にとめておきたいことをお伝えします。

過去にマイナスが出なかった・平均で○%以上のリターンが出たというような運用実績を見ると、魅力的に映りますよね。

しかし、あくまでも実績は過去のもので、将来的にも同じようなリターンが得られる確証があるわけではないのでファンド選びには注意が必要です。

想定される損失額を大幅に上回り大損失を出したヘッジファンド

サブプライム危機が発生する前、ヘッジファンドの運用者たちは考えられる最悪の損失額の想定値を小さく見積もっていたことが後に分かりました。

例えば「1000万円で投資し、最悪の場合500万円になる可能性がある」とリスクの説明をしていたところ、実際サブプライム危機が起こると300万円まで減ってしまったというようなことですね。

これはヘッジファンドが運用している中身の商品を個別にリスク度合いを測っていたからで、それぞれの相関性を無視して最悪の損失額を計算していたことに起因します。

情報開示に積極的でないヘッジファンドの特性から、投資家側はどのくらいの損失が発生し得るか想定しづらいというのも問題と言えるでしょう。

リターンが操作されている可能性も?

さらに、ヘッジファンドのような閉鎖的な団体ですと、何に投資しているか詳細が公開されないことがほとんどで、実際の取引内容が操作されるという可能性も否定できません。

例えば非上場の株式(未公開株式)の場合、運用会社が取引内容を公開しない限り、我々投資家は実際の取得価格・売却価格の確認のしようがありません。

運用実績の見た目を高めるために、取得価格を操作出来てしまうということです。

実績が本物であれば、投資の判断材料の1つと言えますが、過去のパフォーマンスだけを見てヘッジファンドを選ぶのはおすすめできません。

ヘッジファンド投資を始める前には、ファンドの担当者と面談の機会が設けられることがほとんどです。その際に運用実績等の説明を受けると思いますが、投資に伴うリスクはもちろん、過去実績に怪しい点はないか、信ぴょう性があるか等しっかり見極めるよう注意しましょう。

まとめ

ヘッジファンドは投資制約が比較的緩く、様々な運用手法を用いて運用・リスクヘッジがしやすいというメリットもありますが、制約が緩いことで株式投資や債券投資などの伝統的運用手法とは異なるリスクを負うというデメリットもあります。

そのためヘッジファンドを選ぶ際は、リスクについてしっかり予習することはもちろん、信頼できるヘッジファンドであるか事前にじっくり吟味する必要があります。

主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
ヘッジファンドは情報が少ないため、投資前の面談や口コミなども参考にできると良いですね。

その他、本ブログではヘッジファンドや投資信託の探し方・選び方でお悩みの方向けに以下のような記事もあるので是非参考にしてみてください。

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はる
某大学の経済学部を卒業後、新卒で某大手証券会社へ就職。運動部さながらの日々をなんとか耐え抜き、結婚を機に退職。かわいい双子の子育て(証券より大変なんですケド・・)をしながら主婦投資ブロガー/ライターとして幅広く活動しています。お金に無関心な旦那に、投資の心得を叩き込み中。FP2級/一種外務員資格保有。
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投資額の大小に関わらず、役に立つこと間違いなしの記事ですので是非皆様の資産運用の勉強にご活用下さい!

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