投資初心者向け!1000万円を1億円にする方法とは
地道な貯金や節約、資産運用で1000万円を手に入れたら、次の運用目標は1億円。
手元の1000万円をどのような投資方法で何年間運用すれば、安全に資産1億円を達成できるか気になりますよね。
本記事では元証券ウーマンの筆者が、「1億円貯めるのにおすすめな運用方法を知りたい」や「貯金した1000万円を1億円に増やしたい」とお考えの方向けに、
- 1億円を貯めた億り人はどんな人?投資方法は?
- 1億円にするために必要な期間や利回りは?
- 1000万を1億円にするための資産運用方法は?
- 1億円を貯めるためのポイントや注意点は?
上記情報をわかりやすくまとめてみました。読者の方の参考になれば幸いです。
- 億り人になれる人は特別な人ではない
- 1000万を1億にするには計画的な運用と生活費の見直しを長期的に続ける
- 自分で運用する自信がない人はプロの力を借りて1億円を目指すのもあり
ちなみに1億円を本気を目指すのであれば、ある程度高利回りの投資方法を選ぶことが必須となってきます。
その中でも筆者が一番おすすめしたい投資はヘッジファンドというものです。
ヘッジファンドは投資のプロに運用を任せられるので、自身の手間はかからない上に、利回りも5%以上の高め数値が期待できるのがポイント。
1億円を本気で目指したいという方は、ぜひヘッジファンドも検討してみてください。
参考情報:ヘッジファンドの詳細情報
参考情報:日本国内おすすめヘッジファンドランキング
参考情報:一番おすすめのヘッジファンド!BMキャピタルの詳細
目次
1億円の保有者数は意外と多い
「1億円持っている人なんてそういないでしょ」と思いがちですが、日本国内で現在1億円以上の金融資産を持つ人は約133万世帯で、約50人に1人とも言われています。
一クラスに一人は1億円以上の資産を持っていると考えると、資産1億円の達成は夢のまた夢というわけではなさそうですね。
また1億円の保有者は2011年頃から増加傾向にあり、更に近年日本人の金融リテラシーや投資意欲が向上していること、コロナ渦で投資を始める人が増えていることを考えると、1億円保持者は今後も更に増えていくものと予想されます。
ちなみに資産1億円を達成したサラリーマンを「億リーマン」、女性を「億マダム」「資産1億円女子」、退職後は「億シニア」、総称して「億り人」などの名称で定義付けされているよう。筆者も億マダムを目指して頑張ります!
1億円達成者はどんな人?方法は?
では1億円以上の金融資産を保有している人は、一体どんな人なのでしょうか?
日経マネーの「個人投資家調査」によると、億超え投資家の9割以上は男性で、50代・60代の方の割合が最も多く、20代・30代の若年層は7%程という結果でした。
1億円保持者の気になる投資スタイルは、やはり王道の株式投資で高配当・優待狙いが最も多く、大型優良株とバリュー投資投資も人気のようですね。
また職業別で言うと、退職後の方が27%で多いですが、会社員も25%と大差なし。さらに年収1000万円に満たない人が6割以上ということもあり、一般のサラリーマンや主婦でも投資方法を工夫すれば1億円へ資産を積み上げて行くことが十分可能です。
運用で1000万円を1億円にするには何年かかる?
上記の通り、一般の会社員や主婦でも十分に資産1億円は達成できるということがわかりましたね。
ではここからが本題。手元の1000万円の資産をどのくらいの期間・利回りで運用していけば、1000万円を1億円にすることが出来るか具体的にシミュレーションしてみましょう。
5年 | 年間利回り 58.5% |
---|---|
10年 | 年間利回り 25.9% |
20年 | 年間利回り 12.3% |
30年 | 年間利回り 8% |
表から分かるように、運用期間が短いほど1億円という目標達成に必要な利回りは高くなるため、必然的に投資リスクの高い運用方法を取らざる負えなくなります。
投資の神様と呼ばれる、米国投資家ウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイですら、年間リターンは50年平均で年利20%。
1000万円を10年で1億円まで増やすなら、ウォーレン・バフェットを超える投資手腕を身につけるか、勝てば天国・負ければ地獄のギャンブル的投資にかけるしかないと言えそうですね。
逆に、早い内から投資に取り組み長期的な運用をすることで、リスクを取りすぎなくとも小さな利益を着実に重ねていけば1000万円から1億円に増やすことは可能と言えますね。
では、私たち一般の個人投資家でも、10%近くの利回りで資産運用することが可能なのでしょうか。
続いて、この1億円達成を実現するおすすめの運用方法と投資先をご紹介します。
1億円達成のためのおすすめ運用方法と投資先
上記シミュレーションから個人投資家が無理をせずに1000万を1億円に増やすためには、
- 運用期間は約20年以上
- 年利回りは10%以上
という条件が必要になることが分かりました。
しかし結論から言うと、私たち個人投資家が常に平均して10%の利回りを20年近くに渡って出し続けるのは至難の業、普段仕事で忙しい会社員の方であればなおさら難しくなります。
投資の王道かつ比較的ハイリスクハイリターンの株式投資ですら、平均的な利回りは4%~5%ほどと言われているので、年10%以上の利回りがどれだけ高いかが分かりますよね。
利益を出せないだけでなく、逆に値動きを読み間違えでもしたら‥。1000万円単位のまとまった運用資産だけにかなりの損失を出してしまう可能性もあるんです。
そこでここでは、投資のプロの力を借りながら20年で1000万円を1億円にする、比較的安全なおすすめの運用方法に絞ってご紹介しようと思います。
日本国内おすすめヘッジファンドランキング
参考情報:一番おすすめのヘッジファンド!BMキャピタルの詳細“>プロへ全てお任せ!ヘッジファンド投資
まず1つ目に、比較的安全に且つ高利回りを狙いながら1000万円を増やす方法として、ヘッジファンドという選択肢があります。
ヘッジファンドとは、1000万円クラスの資金を預けるだけで、投資のプロが代わりに運用してくれる金融商品。プロに投資をお任せできるため投資信託と混同されがちですが、投資信託とヘッジファンドには以下のような違いがあります。
投資信託 | ヘッジファンド | |
---|---|---|
運用方法 | 手法が限られている 例:ロング |
多種多様な手法を用いる 例:ロング・ショート、デリバティブ等 |
投資者 | 不特定多数の投資者 | 50人以下の富裕層・プロ投資家 |
収益目標 | 相対収益 下落相場では利益が出しにくい |
絶対収益 下落相場も機会と捉えて利益を狙う |
投資コスト | 運用額に対して発生 | 運用して出た利益に対して発生 |
ヘッジファンドの場合、証券会社を通して不特定多数の投資者を募集・販売できない代わりに、投資信託と比べて比較的自由な運用方法が認められています。
そのため、投資信託のように日経平均やTOPIXような指標にとらわれることなく、相場の上昇・下落に関わらずいかなる局面でも高いリターンを狙いに行きます(=絶対収益)。
また、手数料も運用で出た利益に対して発生する成果報酬を主としているため、投資信託とは異なりマイナスが出た時はまとまった手数料を支払わなくても良い点は嬉しいですね。
1000万円以上の資金を預ければ、あとは完全に資産運用をプロにおまかせできるため、仕事で忙しいサラリーマンや主婦の方、また自分で上手く運用する自信のない方などにおすすめの投資先です。
一点ネックなのは、ヘッジファンドは投資手法の流出を防止する意味もあり、ネット上で詳しい情報を手に入れることが難しいこと。
ここでは参考までに、初心者でも比較的チャレンジしやすく、年利10%以上が期待できる国内ヘッジファンドを一例ご紹介します。
BM CAPITAL(BMキャピタル)
BM CAPITAL(ビーエム・キャピタル)は、
- 年利約10%~20%の安定した高リターン
- 2013年の設立から現在までマイナスを出した年の回数ゼロ
という実績の通り、「資産を守りながら増やせる」国内でも知名度の高いヘッジファンドです。
BMキャピタルは世界同時株安が2回も起きた2018年や、コロナショックで大波乱となった2020年にプラスでフィニッシュし、話題を呼ぶ結果となりました。
近年の下落相場で毎回ここまでマイナスが出ないとなると、上場相場が来た際の資産額の伸び幅には大いに期待できますよね。
同社の投資対象は国内の中小型バリュー(割安)株。冒頭の億超え投資家に人気の投資方法の一つにもありましたよね。
バリュー株投資:株価が割安で放置されている株式へ投資し、本来の価値へ価格上昇した際に売却して利益を狙う投資手法。
バリュー株投資には、
- 基本的に底値で購入するため購入価格より価格が下落する可能性が比較的小さい
- BMキャピタルのような大型投資家によるまとまった購入がきっかけで注目を浴び、株価急騰する可能性もある
- アクティビストとして投資先企業に働きかけることで株価上昇にかかる時間をスピードアップ出来る可能性がある
といった特徴があり、東大卒業後、有名投資銀行バークレーズで経験を積んだBMキャピタルのファンドマネージャーが豊富な投資知識と緻密な分析を通して投資先を選定しています。
高いリターンを狙いながらも、値下がりによる資産損失リスクを抑え、資産を安全に増やしていくことが期待できるBMキャピタルは、1000万円を1億円に増やして行きたい方にもおすすめのファンドではないでしょうか。
BMキャピタルの詳細が知りたいという方は、公式サイトから無料で資料請求や問い合わせができるので、興味のある方は一度お問合せされてみるといいですよ。
またヘッジファンドの仕組みや投資手法についてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事も参考にされてみてくださいね。

アクティブ型投資信託へ投資
2つ目におすすめするのは、アクティブ型の投資信託への投資です。投資信託にはインデックスファンドとアクティブファンドの2種類があり、それぞれ以下のような違いを持っています。
インデックス型:日経平均やTOPIXなど、特定の経済指標と同じ動きをするように運用。特定の指標を追いかけているだけでよく、投資初心者でもファンドの優劣の判断がしやすい。
アクティブ型:日経平均やTOPIXなど、特定の経済指標を常に上回るように運用。ファンドごとに特色ある運用を行うために、投資ファンドによってはまとまったリターンを望める。
1000万円を1億円に増やす方法として活用したいのは、後者のアクティブファンド。
ファンドごとに特色のある運用を行うアクティブファンドは、場合によっては大きく化けることもあり、投資のプロに運用をお任せしながら利益を狙いにいけます。
過去の運用成績や運用手法から今後も期待できるファンドを選出し、ファンド購入後は積立購入で毎月定額で購入するのがおすすめ。毎月決まった額を投資し続けることで、高値づかみのリスクを防ぐことが出来ます。
また20年スパンの長期投資の場合、価格が急落した際は追加購入のチャンス。安値の時に仕込んでおき、価格が戻るのを落ち着いて待つことが出来ます。
では具体的に、年利10%を狙えそうなおすすめのアクティブ型の投資信託商品を2つご紹介します。
1. ひふみ投信

ひふみ投信とは、レオス・キャピタルワークス株式会社が販売するアクティブ型投資信託。展開している3つのファンドの純資産残高の総額は7000億円を超え、日本でもトップクラスの人気を誇ります。
肝心の運用成績はここ5年のトータルリターンは年8.35%、10年で見ると年16.32%としっかりリターンを出せています(2022年1月31日時点)。
投資銘柄は国内株式メインで、ミドルリスク・ミドルリターンでの安定した運用が期待できます。
設立から2017年までは負け知らずだったひふみ投信も2018年、世界同時株安が2回も発生した厳しい相場も手伝い初めてまとまったマイナスを出しています。
しかし過去には5年で3倍以上の利益を出した経験のある優良ファンドとして、長期的にしっかり付き合っていけるファンドと言えるでしょう。
2. セゾン 資産形成の達人ファンド

セゾン投信が販売しているセゾン資産形成の達人ファンドは、株式で運用する国内外のアクティブファンドに投資する、ファンドオブファンズ方式で運用しています。
現在の投資先は北米中心となっていますが、10%ほどの国内へも投資を行っている状態。運用成績は、トータルリターンが5年で年11.70%、10年で年16.14%と安定した運用ができています(2022年1月31日時点)。
運用手数料は年1.35%±0.2%とひふみ投信(年1.078%)よりはかさみますが、それでもアクティブファンドとしては割安水準と言えます。
優秀なファンドとしての受賞経験も多数ある同ファンドは、1000万円を1億円するというあなたの目標に一役買ってくれるであろう心強い投資信託ですね。
投資信託の仕組みや種類、選び方などより詳細をお知りになりたい方はこちらを参考にしてみてください。

1億円に向けた資産運用時のポイント・注意点
ここまで、1000万円を1億円に増やすために活用したいおすすめの投資先をご紹介してきました。
しかし、1億円にするために必要な期間や利回り・投資方法は分かったけど、いざ1000万円もの大金を運用するとなると不安も膨らみますよね。
そこで最後に、1億円を目指した資産運用の前に知っておきたい運用のポイントを以下4点にまとめました。
- 投資先は自分で決める
- 事前に運用計画とルールを決める
- 減らさないことを第一に考える
- 投資だけで資産を増やそうとしない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 投資先は自分で決める
「1000万円以上の資産があるんだけど、どう運用すればいいですか‥」など、予備知識なしで金融機関に相談しに行くのは鴨が葱を背負って来るのも同じです。
金融機関も手数料で商売が成り立っているため、人気がないにも関わらず手数料が割高な投資信託を売りつけられて、運用利益よりも割高な手数料をとられ損をするケースも後を絶ちません。
金融機関の商品提案にはその場で契約せず、一旦持ち帰って他の投資先とも比較検討したうえで、1億円達成にむけたご自身に合うポートフォリオを組みましょう。
また手軽に始められる投資法として株式投資やFX(外国為替証拠金取引)などが人気ですが、これらの投資法はある程度の金融・投資知識や経験が必要で、売買トレードにも手間が掛かる場合があるため、人によっては不向きです。
みんながやっている投資方法だからと安易に決めず、ご自身のライフスタイルや年収に適した運用方法で1000万円の運用に取り組みましょう。
2. 事前に運用計画と投資ルールを決める
資産運用で1000万円を1億円にするには、闇雲に投資をしていては到底たどり着けません。
実際、運用で目標の1億円を達成している方々は、どのくらいの期間・利回りで、どんな方法を用いて運用し、万が一マイナスが出てしまった時はどう対応するのかなど事前にしっかり目標立てとルール決めをしています。
日々変動する相場に振り回されて、損を出したりストレスを貯めたりしないためにも投資のマイルールと定期的な計画の見直しを徹底しましょう。
3. 減らさないことを第一に考える
1000万円の元手ともなると、1%のマイナスでも100万円もの損失になります。
1億円を短期間で達成しようとすれば、リスクの高い運用を強いられかえって資金を減らしてしまうことにもなりかねません。
安定的な資産運用のためには、増やすだけではなく「減らさないこと」にもフォーカスして投資先を選択できると良いですね。
自分で運用を行う際もそうですが、ファンドなどへ資産運用を代行してもらう場合も、
- リスク管理はどのように行っているのか?
- 過去にマイナスが出た年はあるか?運用背景は?
などしっかり調査し、過去の相場状況とも照らし合わせて、安定的な運用が出来るファンドへ預けられると良いでしょう。
4. 投資だけで増やそうとしない
運用でどんどん資産を増やしても、出ていくお金が多ければいつまで立っても1億円は貯まりません。
資産運用の方法を考えるのと同じくらい、支出を見直すことはとても大切です。
日頃から減らせる固定費がないか、無駄使いをしていないかなど家計をおざなりに放置せずに細かく目を光らせて、増やすだけでなく「貯める努力」を怠らないようにしたいところです。
1000万円を1億円をする場合にも、生活費の無駄を省き、浮いたお金を投資元本に追加して運用することでさらに資産形成のスピードアップが狙えますよ。
1000万を1億円にする方法まとめ
今回は、1000万円を投資して20年から30年で1億円に増やす方法について見てきました。
1億円と聞くと縁のない数字だと思いがちですが、運用のポイントを押さえていれば1000万を1億にすることも夢ではありません!
今回ご紹介したおすすめ資産運用方法のうち、投資信託についてご存知の方は多いでしょうが、ヘッジファンドに関してはどんなファンドがあるのかよく知らないという方も多いかと思います。
本ブログでは、日本国内外のヘッジファンドをランキングで紹介している記事もあるので、興味のある方や投資するファンド探しでお困りの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

この度投資初心者が、1000万円クラスのまとまったお金を運用する前に絶対に押さえておきたいポイントを外部の先生のお力も借り1記事にギュッとまとめました!
- これからまとまった元本で投資を始めたい方
- 手元の資産の運用法で迷っている初心者の方
投資額の大小に関わらず、役に立つこと間違いなしの記事ですので是非皆様の資産運用の勉強にご活用下さい!