投資信託

おすすめしない投資信託の特徴と失敗を避ける方法

プロが身内におすすめしない投資信託とは?

少額から手軽に運用できると人気の投資信託。

運用をプロに任せられるので初心者でも手を出しやすい投資信託(投信)ですが、運用パフォーマンスが悪かったり手数料が高かったりなど、悪い話題にも事欠かないのが投資信託です。

そこで知っておきたいのが、「おすすめしない」商品の特徴。

旦那氏
旦那氏
おすすめ商品を買ったけど大損したんだよね…
主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
プロがおすすめしない投資信託について知っておけば、次から失敗しないで済むはずよ!
  • 投資信託はパフォーマンスの良し悪しに関係なく管理コストがかかる!
  • ランキングはあくまでも参考程度に留める
  • おすすめしない投信の特徴もしっかり把握しよう

投資信託は手軽に分散投資が可能、さらにプロが運用してくれると良いとこだらけのように見えますよね。

しかし、投資信託にもデメリットが潜んでいますので、投資信託を始める前におすすめしない投信についてもチェックしておきましょう。

では、おすすめしない商品の特徴を紹介する前に、まずは前提として知っておきたい知識から簡単にお伝えしますね。

投資信託運用の前提として覚えておきたいこと

既に投資信託運用を始めている方もいらっしゃるかと思いますが、基本情報をおさらいしておきましょう。

投資信託は元本保証ではない

投資信託に限らず預貯金以外の金融商品に言えることですが、元本割れしない保証はなくマイナスになる可能性が少なからずあるということは承知しておくべきポイント。

プロが運用してくれて安心と謳う投資信託ですが、プロには未来のことを100%当てられる超能力があるわけではありません。

投資信託の中身にもよりますが、高いリターンが見込めるものは値下がりリスクも高いということを心得ておきましょう。

投資信託はパフォーマンスの良し悪しに関係なくコストがかかる

農家から直接野菜を買うより、スーパーで買うとその分高くなりますよね。製造から消費者に辿り着くまでに業者が入れば入るほど、手数料が上乗せされるからです。

投資信託も同様に組成から販売までに様々な機関や企業が関わっており、意外と複雑なんです。

投資信託の仕組み

(引用:投資信託協会

私達投資家が実際にやりとりをするのは、証券会社や銀行などの販売会社だけなので分かりづらいかもしれませんが、販売会社の後ろでは運用会社や信託銀行など、様々な機関が業務を分担しています。

そのため投資者は運用パフォーマンスの良し悪しに限らず、運用にかかる人件費や株式等の買付けコスト、目論見書の作成費用などを負担する必要があります。

さらにこれらのコストは一回限りのものではないので、継続的に支払わなければなりません。そのため、コストが高い割にはパフォーマンスが見合わないなんてことも十分発生し得るのですね。

では具体的に、元証券会社勤務の私がおすすめしない投資信託についてご説明いたします。

おすすめしない投資信託の特徴

やはり一番気をつけたいのは手数料率です。

購入手数料が高い投資信託

日本の投資信託は購入手数料がとても高いというのはご存知でしょうか?

手数料の日米比較
(引用:Rakutenシニア

アメリカの上位5商品の投資信託の販売手数料が1%未満なのに対し、日本では3%以上と高いことがわかります。

手数料が高すぎると金融庁からお怒りを受けた運用会社は徐々に手数料率を低くする動きがあるものの、平均で見るとまだまだ高いと言えるでしょう。

たかが数%とは言え、金額に直すとびっくりするほど高いので、投資価値と見合う購入手数料であるのかしっかり検討しましょう。

最近はノーロードファンドという購入手数料がゼロの投資信託もたくさん販売されているので、積極的に活用していきたいですね。

信託報酬が1%以上の投資信託

購入手数料は購入時に一度販売会社に対して支払います。そのため、高いのは確かですが、1回だけ払えば済みます。

しかし、投資信託は多くの商品を売買する中で、様々なコストが間接的にかかってきますよね。それを賄うのが信託報酬です。

またアメリカの投資信託との比較になりますが、先ほどご紹介した図から、日本は信託報酬率でも惨敗状態と言えます。

信託報酬率
日本 1.53%
米国 0.28%

日本の投資信託では、アメリカのものと比較すると5倍以上の手数料を支払わないといけないんですね。

日本でも投資信託の手数料引き下げが進んできているとは言え、まだまだ高い段階にあると言えます。

信託報酬は保有する期間中常にかかる手数料なので、1%を超えない範囲で選びたいものです。

純資産総額の減りが目立つ投資信託

純資産総額とは、運用にかかるコストなどを引いた投資信託全体の価値のことを指します。

純資産総額が多い場合のメリットは、

  • 大量購入で運用にかかるコストが安くなりやすい
  • 資産が多い分できることの幅が広がる

など、運用に安定感が出ることです。

純資産総額が減少傾向の投資信託では、反対に運用にかかるコストが高くなってしまったり、ファンドマネージャーが思うように運用できなかったり等、運用に弊害が出てきます。

運用ができる最低限のレベルを下回ってしまうと繰り上げ償還となり、それ以上運用ができなくなる(換金となる)ケースも考えられるでしょう。

短期的な純資産総額の変動は仕方ありませんが、急激に減少していたり、連続で減っていたりする投資信託には注意が必要です。

実力以上の分配金を出している投資信託

お小遣いや年金の足しにと、分配型の投資信託を好まれる方も多くいらっしゃいますよね。

ファンドの稼ぎと同等かそれ以上の分配金であれば、全く問題ないと思いますが、投資信託の運用成績を大きく上回る分配金を出しているファンドは、投資元本が目減りしているだけなのでおすすめできません。

特別分配金

(引用:スルガ銀行

特に分配金を使う予定のない人にとって、特別分配金はもったいないのひとことに限ります。

なぜなら、もし分配金を受け取らずに利益分を投資元本に上乗せして運用していけば、複利の効果で雪だるま式に資産を増やすことも可能だからです。

分配金の高さを売り文句にする販売員もいますが、投資効果が薄いのでおすすめできません。

ファンドラップ(投資一任口座)

ここ数年で口座数が爆発的に伸びているファンドラップも、中身は投資信託で出来ています。

ファンドラップ用に組成した投資信託を、いくつかピックアップしてまとめたもがファンドラップの正体なのですね。

顧客一人一人にコンサルティングを実施し、プロが代わりに運用するオーダーメイド感を売りにした商品ですが、実際は数えられる程度のパターンしか用意されていません。

運用にかかるコストが通常の投資信託よりも高く、ファンドラップの成績とコストが見合わないとして解約する事例も多いです。

プロの腕次第というよりは、結局のところ株式相場の調子によって左右されてしまう面があるということを覚えておきましょう。

さて、ここまでおすすめしない投資信託をご紹介してきました。では失敗を避け、損する確率を抑えるにはどうすれば良いでしょうか?

投資信託選びに失敗しない心得

まずは初心者が特に陥りやすいワナについてご説明致します。

人気ランキングはあくまでも参考程度に

今この商品を買うのは損か得かわからない、どんな投資信託を買えばいいかわからないという方が頼りにするのが投資信託の人気ランキング。

投資が初めての方が、みんなの評判が良いと思っているものを買いたくなる気持ちは十分わかります。

しかし、ランキング上位にある投資信託は、既に基準価額が高くなっている可能性が高く、安易に選んでしまうと大変危険ということは知っておきましょう。

テーマを偏らせすぎない

分散投資と言っていくつかの投資信託にわけて保有していたとしても、投資テーマが偏っていては分散効果が十分に得られません。

分散投資の方法
(引用:金融庁

株や債券、金投資、リート(不動産投資信託)など対象とする商品・銘柄はもちろん、国や地域、通貨なども意識して分ける方がいいでしょう。

手数料が安い投資信託を選ぶ

例えば購入手数料が3%の投資信託があったとします。この投資信託を1000万円分購入すると、購入手数料だけで30万円かかってしまいます。

ということは、30万円分以上のリターンが得られなければ、トータルリターンでマイナスに。このようにせっかく投資信託を買ったのに、スタートラインからかなり後ろの方でスタートしなければならないんです。

信託報酬に関しても同様です。

1000万円を運用して毎年1%の信託報酬が引かれる場合、10万円分の儲けが出たとしても信託報酬によってノーカウントに。

運用成績に関わらず固定で引かれるコストですから、なるべく低いものを選ぶようにしましょう。

投資信託には、日経平均株価などの指数に連動するように設定されたインデックスファンドと、指数超えを目指すアクティブファンドの2種類があります。

インデックス投資の方が比較的運用に手間がかかりにくく低コストのため、こだわりのない方はインデックスファンドから検討しても良いでしょう。

では最後に、投資をする上で一番大切な心得をお伝えします。

自分の投資方針や目標と見合った投資信託を選ぶ

1年で資産を倍にしたい人と、長期でじわじわと資産成長を目指す人では、選ぶべき投資方法や狙える利回りなどが異なるように、投資信託も自分の意思に沿ったものを選ぶことが大切です。

販売会社もボランティアで投資信託を販売しているわけではないので、手数料が高いものを勧めてくるのはもはや当たり前と言えます。

自分が取れるリスクの程度や投資期間、最終目標などを軸に、どういった投資信託が適正なのか、じっくり見極めたうえで資産運用先を決定しましょう。

また、つみたてNISAなど税制優遇対象の投資信託も上手に活用できると良いですね。

まとめ

証券会社に勤めていた経験から、販売会社側の意図もわからなくはありません。

しかし長い目で見ると手数料は投資家の負担になる要素ですから、コストとリターンのバランスが優れたファンドを選ぶべきでしょう。

主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
おすすめしない投資信託の特徴を押さえて、投資信託選びの参考にしてみて下さいね。

投資信託を選ぶ際は、証券会社の窓口で相談に乗ってもらうのも手っ取り早いですが、本で学習するのもおすすめですよ。

また、ご紹介したようなポイント一つ一つに注意しながら独力で運用するのは不安という方は、投資信託と同じく投資のプロに任せるヘッジファンドも運用先候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか

本ブログで紹介している以下の記事も是非参考にしてみてくださいね。

ABOUT ME
はる
某大学の経済学部を卒業後、新卒で某大手証券会社へ就職。運動部さながらの日々をなんとか耐え抜き、結婚を機に退職。かわいい双子の子育て(証券より大変なんですケド・・)をしながら主婦投資ブロガー/ライターとして幅広く活動しています。お金に無関心な旦那に、投資の心得を叩き込み中。FP2級/一種外務員資格保有。
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