人生初のヘッジファンドとしてお世話になっていたBMキャピタル。運用自体に特に不満もなかったのですが、他のファンドも見てみたいという軽い気持ちからBMキャピタルを解約してしまったんです。
しかしそれから1年、2020年再びBMキャピタルにお世話になることにしました。いわゆる出戻りというやつですね。
2020年2月以降に本格化したコロナウイルスへの懸念から、日経平均は2ヶ月で-32%という驚きの下落幅を記録。
市場へのダメージは、かのリーマンショックを超えるとも言われており、さすがの大手ヘッジファンドも今回ばかりは巨額の損失を生み出しました。
参照:日本経済新聞 ヘッジファンド、運用損失急拡大 株価乱高下で
そんな中、今回紹介するBMキャピタルはマイナスを出さないばかりか、プラスで推移。言葉も出ないほど完璧に下落リスクに対応しています。
具体的には、2020年2月始めに持ち株の3割以上を売却して現金化。また2月中旬にはショートで下落相場を利用し利益機会を獲得していたよう。
「マイナスを出さない運用」とはホームページに書いてありますが、BMキャピタルの本気を見せつけられたような気がします。
- BMキャピタルは過去マイナスの年ゼロ!運用歴9年の老舗ヘッジファンド
- BMキャピタルは年間利回り10%~20%とハイリターンが狙える
- BMキャピタルは下落局面に強く、安全に資産を運用できる
- BMキャピタルは個人でも投資可能な「投資初心者向けファンド」
BMキャピタルへの出戻りは、上記直近の下落相場での優れた対応も一つの理由ですが、実は一度ファンドを離れ客観的に見て初めて感じた投資のメリットもたくさんあります。
そこで今回、面談だけでも4ファンド以上、他ファンドも様々見てきた私主婦投資ブロガーはるが、2020年BM CAPITALに戻ってきた理由をまとめてみました。
目次
BM CAPITAL合同会社(BMキャピタル)とは?
(引用:BM CAPITAL)
まずBMキャピタル(BM CAPITAL)って何?という方のために簡単に説明すると、BM CAPITALは2013年設立、東京・六本木に本社を置く日本のヘッジファンド。
同社に出資をすることで、私たちの代わりに資産を運用し利益を還元してくれます。
会社概要
会社名 | ビーエムキャピタル合同会社 |
---|---|
英語名 | BM CAPITAL LLC |
代表社長 | 森山武利 |
設立 | 2013年 |
資産総額 | 80億~100億円 |
会社住所 | 〒106-0032 東京都港区六本木7-18-1 |
電話番号 | 03-3403-2508 |
事業目的 | 1.金融商品取引法に基づく有価証券及びデリバティブ取引 2.各種事業への投資 3.有価証券の自己募集 4.経営コンサルティング業務 5.前各号に附帯する一切の業務 |
ホームページ | BMキャピタル公式サイト |
※表は横にスクロールできます
BMキャピタルは東京にオフィスがあるので、都内で実際に顔を合わせてファンドの説明を聞くことができ、最近ではコロナの関係でオンラインでの面談も可能です。
合同会社って怪しくないの?
BMキャピタル(BM CAPITAL)の会社情報を見ると「合同会社」という文字が。
証券会社は「株式会社」が多いので最初は怪しいなと思ったんです。投資で合同会社ってあまり馴染みがないですからね。
しかし実際には、
- アップルジャパン
- アマゾンジャパン
などの大手有名企業も合同会社という会社形態を選択していて、様々なメリットから会社設立時に合同会社を選ぶ企業も増加傾向にあるんです。
同じく合同会社の形を取るBMキャピタルは、合同会社の社員権を投資家が購入する形で出資を受け付けます。
銀行や証券会社を通して投資家を広く募集する投資信託 (公募)とは異なり、BMキャピタル合同会社は自ら社員を募って集めた資金で投資を行い (私募)、運用によって発生した利益を社員に配当する仕組みです。
私募 | 公募 | |
代表例 | ヘッジファンド | 投資信託 |
出資の募集 | 限られた人を対象に募集 | 不特定多数を対象に募集 |
運用手法 | 比較的自由な運用が可能 | 行政の厳しい規制・監視を受ける |
BMキャピタルではこのような方法を取ることにより、
- 金融商品取引業登録が必要ない
=コストカット
=投資家のコスト負担減が期待できる - 投資方法に関する制限が少ない
=様々な相場環境に対応しやすい
=安定的な運用が期待できる
という効果的な運用が可能となります。
金融商品取引業登録を行うとなると、登録にあたって資本金等細かい要件をクリアしなければならないばかりか、登録完了までに巨額のコストと手間暇がかかってしまいます。
また運用手法に関する金融庁などの縛りも強くなり、投資信託のように市場の変動に合わせた単調な運用方法しかできなくなってしまいます。
ヘッジファンドの魅力といったら高利回りですから、これでは投資者が求める運用は出来ませんよね。
BMキャピタルでは合同会社形式で運用することで、体裁整えのためだけのコストを最小限に抑え、さらにショートやデリバティブといった投資信託などでは利用できない戦略的でバリエーションの高い投資を行うことが可能です。
合同会社の社員権を購入する形での出資といっても、株式会社での株主と同様、投資金額以上の負債は追うことはありませんので安心です。
合同会社形式の場合、金融商品取引業登録は必要ありませんが、とはいえ金融庁は合同会社に対する任意のヒアリングも定期的に行っています。
BMキャピタルも定期的に金融庁のヒアリンクに協力しているそうです。
また3ヶ月に1回のBMキャピタルの運用レポートにはファンド監査も入っており、外部の目も定期的に複数入っています。
ファンド監査とは?
投資家がファンドが提供する運用成績などの情報を信頼し投資判断を行えるよう、独立した第三者の会計監査人が財務的な情報チェックすること。
そもそもBMキャピタルは国内でも比較的知名度のあるファンドなので、少しでも何か怪しい動きがあれば金融庁の方が飛んでくると思います。
そういう意味でも、BMキャピタルは比較的安心して資産を任せられるヘッジファンドと言えるのではないでしょうか。
ちなみにBMキャピタルでは無料で資料請求・面談までは行えるので、興味のある方は検討してみると良いでしょう。
BMキャピタルの実態は?運用方法や利回りをチェック
続けてはBMキャピタル (BM CAPITAL)の運用手法や運用成績などの情報を見て行きましょう。
投資対象・運用手法
BMキャピタル(BM CAPITAL)が10%を超えるハイリターンを出せる理由は、以下の3つが大きく関係しています。
- バリュー株投資
- アクティビスト
- ファンドマネージャーの手腕
では一つずつ詳細を見てみましょう。
1. バリュー株投資
BMキャピタルで採用されている主な運用手法はバリュー株投資といって、本来の企業価値よりも市場で「割安」の状態で放置されている銘柄を買い、値上がりを待って売却し利益をだす投資方法です。
バリュー株投資のメリット
- 値動きが非常に穏やか
- 高騰する可能性あり
バリュー株投資では基本的にまだ日の目を浴びていない原石のような銘柄へ投資するため、投資者からの資金流入が多くなく、日々の値動きは比較的安定しています。
その点、基本的に底値で購入するバリュー株投資は、購入価格より価格が下落する心配が少なく比較的安全に投資することが可能です。
また通常ほとんど売買が行われていない割安株は、BMキャピタルのような大型投資家のまとまった購入を引き金に株価が急騰する可能性もあるんですよ。
2. アクティビスト
BMキャピタルの高利回りの秘訣、二つ目はアクティビストとしての一面です。
BMキャピタルは、株を購入した投資先企業の企業価値上昇を目的として積極的に経営陣に提言を行い、企業の内部から株価上昇を目指すというカード (アクティビスト)も持ち合わせています。
BMキャピタルがどのような根拠で企業の株式を購入し、その投資先の企業価値・株価上昇のためにアクティビストとしていかに働きかけたのかについても、過去に取引を終えた銘柄であれば運用レポートにて確認することが出来ます。
同社の投資戦略を投資家も把握しやすいですし、プロの投資手腕を参考に出来るのは嬉しいですよね。
3. ファンドマネージャーの手腕
BMキャピタルのハイパフォーマンスの秘訣、三つ目は優秀なファンドマネージャーの存在。
BMキャピタルのファンドマネージャーは、東京大学を卒業後、英国有名投資銀行バークレイズで投資経験を積まれた方で、トレードに関しては群を抜いた才能と実績を持っていると言われています。
その能力を買われ、BMキャピタルのファンドマネージャー以外にも、プライベートエクイティファンド (未公開株ファンド)であるトータスパートナーズのファンドマネージャーも兼任されています。
以下はBMキャピタルが2018年に取引を終えた(株)エーワン精密機器の株価チャートですが、こちらを例に彼の過去実績を一つご紹介します。
BMキャピタルは最も株価が値上がりした2018年~2019年の間に株式を売却、適切なタイミングで利益確定していることがわかります。
実際この取引で得た収益率の合計はなんと50%以上。
BMキャピタルの分析力の高さと高い投資手腕があるからこそ年10%以上のハイリターンが出せるんですね。
比較的安全性の高いバリュー株投資ですが、銘柄選択を間違えばずっと割安株価のままというリスクもあるため、その後株価高騰が見込める優良株を多角的に分析・判断するのは想像以上に難しいんです。
BMキャピタルのファンドマネージャーが「投資前が勝負」とおっしゃる通り、今後値上がりする原石のようなバリュー株を見つけるには、投資のプロならではの人脈と緻密な分析に加え、実際に企業に足を運び手間暇をかけて投資先を吟味しなければなりません。
人脈も投資の知識もない私達のような個人投資家は到底歯が立たないと言えますよね。
利回り・運用実績
さて投資者が一番気になるのはやはり運用実績や利回りですよね。

公式ホームページ上に記載のある通りBMキャピタルは、
- 年間利回り約10%~20%
- 過去にマイナスを出した年ゼロ回
の高い実績を誇っています。
BMキャピタルが運用を開始した2013年からは既に9年が経っており、その間には2015年のチャイナ・ショックや多くの有名ヘッジファンドがマイナスを出した2018年の株価大暴落など厳しい相場もありましたが、今まで全てプラスで決算を迎えられているというから驚きです。
比較的ハイリスクハイリターンの株式投資ですら平均的な利回りが4%~5%程であることを考えても、BMキャピタルの利回りの高さがわかります。
コロナショック以降の最新のBMキャピタルの運用実績に関しては、この次の章でも解説するので見逃さずチェックしてくださいね。
最低投資額
筆者も海外ファンドを含め色々とヘッジファンドに関する情報を集めてみましたが、海外ファンドは基本的に最低投資額は5000万円~とかなりの高額。
そんな中、BMキャピタルの最低投資額は1000万円とヘッジファンドにしては良心的な額から出資を受けてくれるため、投資初心者の方でも挑戦しやすいファンドだと思います。
Q:最低投資金額はいくらからですか?
A:原則として1,000万円から受け付けております。1,000万円以下での投資希望の場合は弊社役職員とご相談ください。
引用:BM CAPITAL
とあるように、BMキャピタルでは1000万円以下での出資も相談可能なのだそう。
知り合いに1000万円以下でBMキャピタルに投資したという人もいたので、もう少し少額からお試ししてみたいという方は、お問合せや面談の中の際に相談してみるのもいいですね。
問い合わせや資料請求だけでなく面談も何度でも無料だそうです。
手数料(委託コスト)
BMキャピタルの手数料は以下の3種類で、中でも主な収入源は成果報酬です。
- 申し込み手数料
- 管理報酬
- 成功報酬
BMキャピタルの成果報酬は、運用で出した利益に対して50%が決算期に差し引かれます(※出資金が高額な場合など、出資額に応じて手数料率が相談可能なこともあるそうです)。
1~2%程の投資信託の手数料率を見慣れているとBMキャピタルの手数料は高いと感じるかもしれませんが、投資信託の場合は成績が振るわずマイナスが発生していても涼しい顔で固定の手数料が引かれてしまいます。
一方のBMキャピタルはプラスが出た時のみまとまった手数料が発生するため、そもそものパフォーマンスが良ければ手数料が引かれても結果的に資産は増えます。
BMキャピタル(BM CAPITAL)のすごさ!リスク管理力や口コミ評判の多さは必見
ここまででの内容で、BMキャピタル(BM CAPITAL)の概要についてご理解できたと思います。
しかしこの記事で綴りたかったのは同社の概要ではないんです。
ここからは筆者が一番伝えたかったBMキャピタルへの出戻りの理由をまとめていきますよ!
1. 抜群のリスク管理力!下落に強い
本記事の冒頭でも述べましたが、正直一番の理由はここです。
2020年2月以降、コロナウイルスの影響もあり日経平均は大暴落。
3月17日に16,378円の安値を付けてから2ヶ月で32%も値下がりしました。1000万円預けていたら300万以上の損失です。
筆者は他にいくつかの投資信託にも投資していますが、運用レポートには目を背けたくなるような含み損が…。
いくら待てば戻ると思っていても精神的に辛いものがありました。
しかしBMキャピタルはそもそも、企業の純資産に裏付けられた、市場変動の影響を受けづらいバリュー株投資を行っています。
基本的にバリュー株投資では、投資後は株価が適正価格になるまで中長期目線で見守る必要がありますが、もちろん市場の大暴落時など日本や世界情勢を総合的に判断し柔軟に対応を変えることもあります。
先述した2020年3月の株価暴落の例であれば、BMキャピタルは以下のように積極的にリスク回避のアクションを取ってくれています。
- 2月初頭に保有株式の3割以上を売却し現金化
- 2月中旬にショートポジションを組み、下落リスクを交わす
コロナで大波乱だった2020年もBMキャピタルはプラスでフィニッシュ。
下落局面で完璧に対応できている点は、顧客の大切な資産を預かるヘッジファンドとして高く評価されるべきことですよね。
2021年から今年も引き続き、コロナウィルスの変異型の拡大やアメリカの金利動向、米中露の緊張など市場には不安要素が溢れており、株価も不安定な状態が続いています。
このような金融市場においては、相場の良し悪しに関わらず柔軟に対応を変え利益を狙いに行ってくれるBMキャピタルのようなヘッジファンドが何よりも投資者の味方になってくれるでしょう。
2. 四半期毎の運用報告書がわかりやすい
ファンドの運用報告書の中には、実際に何をどうしてそうなったのか‥投資初心者が読んでもさっぱりわからないものも多いです。
BMキャピタルの運用報告書は、
- その月の相場感
- 現在のBMキャピタルの運用パフォーマンスと投資中の市場
- 過去に取引きを終えた銘柄の投資根拠と結果
まで、投資の教科書のようにわかりやすく説明されています。
なぜその銘柄を「割安」と判断したのか、文字ばかりでなく図も多用し丁寧に教えてくれます。
実際に定期で投資マガジンを契約しているような感じで夫婦で楽しく読み込んでいますよ。
BMキャピタルはホームページ上でも自らを「投資初心者のための国内ヘッジファンド」と述べているくらいで、投資知識に自信のない方にも目線を合わせて対応してくれます。
弊社は投資初心者のための国内投資会社です。一般的な投資信託を通じて投資をしても、あなたの金融レベルは変わりません。
弊社が投資家様にお送りしている四半期毎の運用報告書では、単なる運用状況のレポートのみならず、金融市場情勢や投資哲学、個別企業の分析方法についても非常に役に立つ情報を提供しています。
(引用:BM CAPITAL)
投資者ファーストのきめ細やかな対応は、他ファンドにはないBMキャピタルならではの良さかなと感じます。
3. ネット上の口コミ・評判・評価が多い
探せば日本国内にも多くのヘッジファンドがありますが、どれもまだ認知度が低くネット上では口コミや評判、体験談等ほとんど情報が流れていない状態です。
筆者の心の弱さもありますが、自分が投資しているファンドの情報や評判・口コミがネット上に殆どないというのは、運用レポート上で運用がうまく行ってることが分かっていても心理的に不安になってしまうんです。
そういう意味ではBMキャピタル(BM CAPITAL)は知名度が高いヘッジファンドのため、twitterなどのSNS上や5ch(旧2ch)、投資者のブログなど比較的簡単に口コミやその評判を知ることが出来ます。
もう預けるしかない‼️
BM CAPITAL | https://t.co/Dhrn2Yyq1U
— タンタン🐼 (@tantantrade) January 21, 2019
バングラデシュの土地を皆で買おうというに混ざり、バングラデシュに皆でいくのも楽しみ。
明日は、BM CAPITALというヘッジファンドのかたと面談するよ。
人と動物の福祉の組織とも面談してくるよ。年齢的に、せわしいことから 環境を自分の手で変えていこうと思うよ。
— Y.K (@shokuninkan) February 21, 2020
BM・CAPITALについて調べてたけど、リーマン期もプラス収益で年間約20%の利回りはえげつない。
コンセプトも増やすというよりも‘‘いかに減らさないか‘‘という点もとても魅力的!— ニート(先物&ブログ&スロット) (@todai_neet) December 4, 2018
良い評判だけでなくBMキャピタルの手数料や利回りに対する様々な口コミ・意見も見受けられます。
情報ありがとうございます😊僕も過去にこのブログ記事読ませて頂いた事ありました!
解約により元本はそのまま返ってきてるのと、この方の様に超短期での解約の場合、手数料を考慮するとさすがに、利益を出すのは難しいでしょうね😥
あくまでBMキャピタルは中長期向けの投資かなと思います💹— トム@FIRE目指して投資&子育て中‼︎ (@investortom3) October 12, 2020
ヘッジファンドへ預けての運用ってどうなんやろ? 国内ではBMキャピタルがやたら持ち上げられてる上に運用成績も抜群・・・ローリスクハイリターンなんてあるのだろうか?W
— FLiP@わんこ♡お小遣いで超富裕層を目指す♪ (@FLiPakO5) October 7, 2019
日本人らしいと言われたらそうですが、投資初心者目線からするとみんなが投資している口コミ・評判の良いファンドへ投資したいというのが本音ですよね。
BMキャピタルは上記の通りネット上での情報量が多い方ですし、また「詐欺だ」といった悪い・怪しい評判がほとんどないと言う点で安心しやすいでしょう。
4. 運用歴が長い安心の国内老舗ファンド
重ねてですが2013年から運用を始めたBMキャピタルは、設立から9年を迎える老舗ファンドです。
ヘッジファンド投資において運用期間が長いメリットを挙げると、
- 投資判断に十分な情報を手に入れられる
- ネットなどで投資者の口コミや評判等、生きた情報を手に入れやすい
- 担当者が運用やサービス提供に慣れている
などが挙げられます。設立して1ヶ月のファンドの運用成績が高パフォーマンスだった場合は、その1ヶ月がたまたま好成績だったという可能性も否めません。
BMキャピタルの場合は9年もの間、市場が良い時も悪い時も運用をし続けてきた記録があります。そのため過去の相場とその時の成績を照らし合わせることで、ファンドの本当の実力が判断しやすいと言えますね。
また何と言っても9年間も運用しているので、ファンド側も運用・顧客対応に慣れており常に対応がスムーズ。
過去に連絡を取ったファンドの中には、返信が特段に遅かったり質問してもはっきりとした答えを得られなかったりしたファンドも正直ありました。
1000万以上も資産を預けるとなると、些細なことでもつっかかりポイントがあると心配になってしまいます。
BMキャピタルに投資するデメリットも考えてみた
さて、ここまで筆者がBMキャピタル(BM CAPITAL)に出戻りした理由4つを紹介しました。
ここで投資判断の際の材料が偏らないよう、BMキャピタルに投資するデメリットも3つお伝えします。
1. 最低投資額が1000万円から
既出の通りBMキャピタルの最低投資額はヘッジファンドの中では少額とは言え、1000万円以上のまとまった投資金が必要な点は、場合によってはデメリットにもなりえます。
逆に、BMキャピタルは1000万円以上の資金があるからこそ可能な投資先とも言い換えられますね。また、BMキャピタルは1000万円以下での出資も相談可能なようなので一度問い合わせしてみると良いでしょう。
2. 手数料が投資信託よりは高い
いくらファンドのパフォーマンスが良く、結果的には損をしなかったと言っても、単純に数字だけ見ると投資信託より手数料は高いと言えます。
確かに手数料は高めではありますが、長期ではリターンを出してくれているので、個人的には納得したうえでBMキャピタルに手数料をお支払いできていますよ。
3. ファンドが解散や倒産する可能性
投資信託の場合は金融庁により「分別管理」が義務付けられており、投資者から預かった資産と運用資産は別々に管理されるため、運用会社が倒産しても「破綻による資産の目減り」は基本的にはありません (もちろん運用に失敗して減ることはあります)。
その点、BMキャピタルのような私募ファンドは資産の分別管理が義務付けられていません。
9年間も安定した運用を続けているファンドではありますが、今後ファンドが解散・倒産し資産価値がなくなる可能性がないとはいい切れない点は覚えておく必要があります。
過去の運用実績や今回のコロナショックの対応も間近で見ながら、今のところBMキャピタルには安心してお任せできています。BMキャピタルに限らずどんな投資にもリスクは付き物なので、ご自身のリスク許容度との吟味も忘れずに!
このようにBMキャピタルとの面談時には、投資に伴うリスク等ファンド側が回答しづらい点も遠慮なく聞いてみると良いでしょう。
BMキャピタルとの契約・解約方法と税金
さて、ここまでの内容を踏まえてBMキャピタル(BM CAPITAL)に投資してみたいという方のために、同ファンドの契約・解約方法と投資にかかる税金も紹介しますね。
契約方法
BMキャピタルとの契約は以下の流れで進みます。
- 出資・追加出資は締日である各四半期末(3・6・9・12月末)までに出資する必要がある。
- 海外在住者も国内居住者と同じように、BMキャピタルの問い合わせページを通してコンタクトを取る。
- 面談は主にオンラインで行われ、国外口座との送受金・円貨以外の通貨も対応可能。
初回の時も出戻りの際も夫婦で説明を聞きに行きましたが、運用レポートなどインターネット上に出回っていないBMキャピタルの情報を得ることができ、二人共大満足でした。
BMキャピタルは初心者向けと明言しているので、ヘッジファンドについて十分な知識がないからといって気後れする必要はありません。
- ヘッジファンドならではの投資リスクはあるのか?
- 万が一、損失が出た場合どのように対処するのか?
- 疑問点が生じた時、別途説明用の窓口はあるのか?
など、筆者も気になることを面談で細かく質問しましたが、丁寧かつわかりやすく教えてくれましたよ。
解約方法
せっかくなのでBMキャピタルの解約方法も述べておくと、担当者向けに解約希望の旨を連絡するだけ。解約手数料もありません。
これまた日本人らしいと思われるかもしれませんが、解約理由などを詮索されたり引き止められたりとかがない点も個人的にはほっとしてしまいます。
またヘッジファンドでは運用開始から一定期間解約ができない「ロックアップ期間」が設定されますが、一般的なヘッジファンドは半年から一年程の間解約できないのに対し、BMキャピタルのロックアップ期間は3ヶ月。
短期で設定されている分、BMキャピタルに投資してみて合わなかったら比較的すぐに解約できるのは安心材料ですね。
- 解約の申請は、原則各四半期決算の60日前までに行なう必要がある
- 金額の大きさや時期にもよるが、払い戻しは原則各四半期決算時にされる
- ロックアップ期間は3ヶ月
- 解約手数料はなし
しかしBMキャピタルの採用するバリュー株投資は、長期投資が前提の投資手法です。
出戻りしている筆者が言うのもなんですが、よっぽどの理由がない限り3年~5年以上の長期でお世話になることで、BMキャピタルでは最大限の投資効果を得られるはずです。
BMキャピタル投資にかかる税金
投資利益の引き出し時には、税金がかかることもお忘れなく。
BMキャピタルの場合は総合課税として、投資利益と給与などの別収入の総額で税率が決定します。
掛かる税金は人によって変わってくるので、後で慌てないためにも税金の納付についても面談時に詳しく確認しておくのがおすすめですよ。
(余談) 出戻りも可能?
投信と異なりネット上で取引するものでなく、基本的には対面でのやりとりとなるため、一度離れたファンドにまた戻るというのは心苦しかったのですが、暖かく迎え入れてもらえました。
BMキャピタルの担当者に連絡を取り、再度直近のファンド状況のお話を聞き出資する形でした。出戻りされる方も念には念をで再度ファンドの状況や直近のレコードを確認しておけるとより安心でしょう。
まずはBMキャピタルで面談を
さて、本記事では主婦投資ブロガーはるが、2020年にBMキャピタル(BM CAPITAL)に再度お世話になることにした理由をまとめてきました。
ネットでBMキャピタルは怪しい、ポンジスキームじゃないかという声も耳にしますが、筆者にとっては、
- 厳しい相場の中でもマイナスを出さずに運用できている安定感
- サポート体制の充実さ
などから現状ではベストなファンドと感じています。
投資初心者の方は特に「ヘッジファンドは敷居が高く、問い合わせするのも躊躇われる」という方もいらっしゃるかもしれませんが、投資初心者向けのBMキャピタルならそんな心配は無用です。
この度投資初心者が、1000万円クラスのまとまったお金を運用する前に絶対に押さえておきたいポイントを外部の先生のお力も借り1記事にギュッとまとめました!
- これからまとまった元本で投資を始めたい方
- 手元の資産の運用法で迷っている初心者の方
投資額の大小に関わらず、役に立つこと間違いなしの記事ですので是非皆様の資産運用の勉強にご活用下さい!