3000万円を所持しているひとは、アッパーマス層と呼ばれ、日本全体で見ても約13%しかいません。

現在3000万円以上投資に回せる資金を持っている人は、非常にレアといえます。
また、3000万円を積極的に資産運用していくことで、自分の資金を5000万円・6000万円と増やしていけるでしょう。
一方で、投資方法や投資のコツを知らず資産運用してしまうと、せっかく貯めた3000万円を失ってしまうことになりかねません。
今回は、3000万円のおすすめ投資方法や運用するときのリスク管理まで徹底解説します。
筆者は、BMキャピタルというヘッジファンドで資金を運用中です。
BMキャピタルは、コロナショックでもマイナスを出さなかった優秀なヘッジファンド。
ヘッジファンドやBMキャピタルについては、以下で詳しく説明していきます。
(筆者紹介)
森山春香(はる)/ Twitter
某大学の経済学部を卒業後、新卒で某大手証券会社へ就職。営業担当としての証券ライフを経て、結婚→金融ライターとして独立。
【FP2級/一種外務員資格保有】
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目次
3000万円を運用する前に知っておきたいこと
「3000万円を運用するとよい」という言葉だけを信じてなんとなく投資を始めてしまうことは非常に危険です。
最悪のケースだと、投資に失敗して3000万円を一気に失ってしまいかねません。
3000万円を投資する前には以下2つの点を意識するとよいでしょう。
- 自分の資産を改めて把握すること
- 投資の目標を明確にすること
まずは、3000万円を資産運用する前に知っておきたい知識から紹介していきます。
すぐに3000万円のおすすめ投資を知りたい人は、こちらをクリックしてください。
資産を2つに分配しておく
3000万円の資産運用を始める前に必ず行っておくべきことは、自分の資産を整理しておくことです。
自分の投資ができる範囲を知らず、ガムシャラに投資を行うと3000万円があっという間に消えてしまうかもしれません。
3000万円を失わないためにも、自分の資産は大きく2つに分けておくとよいでしょう。

また、生活費以外の資金を全て投資に回してしまうと、手元に現金が欲しくなった時にすぐに引き出すことが難しくなります。
生活費以外にも少し手元に残しておくことで、投資を行うときのリスク管理になるでしょう。
生活費以外に残しておく資金の目安は、生活費の1年分と言われています。
総務省の家計報告調査によると、独身一人暮らしの1ヶ月の出費は、約16万円ほどだそうです。
独身一人暮らしの1ヶ月の出費 16万円 × 12か月 = 約200万円
つまり投資を行う前は、3000万円の資産運用金のうち200万円程は、手元に残しておくと十分にリスク管理になるといえるでしょう。
投資の目標を立てる
投資できる資金を把握した後は、投資の目標を立てましょう。
投資には様々な種類があり、投資ごとに達成できる金額が異なります。
自分の投資ができる資金や、達成したい投資目標に適した資産運用を行うことが大切です。
特に、「なぜ3000万円を投資する必要があるのか?」を明確にしておくと投資の戦略を立てやすいでしょう。
そもそも3000万円はなぜ資産運用する必要があるのか?
結論からお話しすると、3000万円を資産運用することは、推奨されています。
しかし、「なぜ3000万円を資産運用をする必要があるか?」と考えたとこはありますか?
「ただ単にお金を増やしたいから」
「老後豊かに暮らしたいから」
と考える人も少なくないでしょう。
また大きな理由の1つとして、日本はインフレの状況にあるからといえます。
インフレとは、モノの値段が上がりお金の価値が下がることです。

簡単に言うと、100円のリンゴが120円に値上がりしたと考えるとよいでしょう。
更に、コロナウイルスやウクライナ・ロシア戦争等で、世界情勢が大きく変化したことにより、4%近くインフレが上昇しました。
(引用:日本経済新聞)
今後も政府は、インフレの上昇率を2%を目標にしています。
つまり3000万円を金利0.1%の銀行に預けていても、インフレ率に追いつかず、銀行にある3000万円の価値は下がり続けてしまうということです。
3000万円の投資の目標の1つとしては、インフレ対策で、利回り2%以上を目指した投資行うとよいでしょう。
また、3000万円から資金をもっと増やしていきたいという人は、5%以上を狙える投資を運用することも可能です。
以下では、5%以上を狙える投資とそのリスク管理も紹介しますのでご覧ください。
3000万円でおすすめ資産運用4選
3000万円の投資に関わらず、投資を行うときは、リスクを管理しなければなりません。
しかし、投資のリスクばかりを恐れて資産運用を行わないと、インフレの影響等でお金はどんどん目減りしていきます。
投資を行う際は、ある程度リスク管理もされている投資を運用するとよいでしょう。
今回は3000万円でできる投資を、レベル別に紹介します。
ヘッジファンド|高利回り+運用を任せられる

ヘッジファンドは、投資の運用をプロに任せることが可能な投資です。
ヘッジファンドは、運用をプロに任せることができるので、投資に多くの時間を割くことなく、初心者でも手軽に始めやすい投資といえるでしょう。
ヘッジファンドは、私募形式で投資家(ヘッジファンドに投資をする人)を募ります。
私募形式は、金融庁の厳しい規制をうけずに、自由に投資を行える特徴があり、高い利回りを目指すことが可能です。
自由な運用ができるヘッジファンドは、個人では達成できない利回り10%以上を目指すことができます。
またヘッジファンドは、一般的な株式や債券に投資をするだけでなく、金や先物等にも分散して投資を行うためリスク管理が可能です。
ヘッジファンドがどのようなリスク管理をしているかを知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。

一方ヘッジファンドのデメリットとして、手数料や投資金額が非常に高いです。
ヘッジファンドは、優秀なファンドマネージャーによって投資の運用がおこなわれるため、ヘッジファンドがプラスの成績を収めたときには、成功報酬を支払う必要があります。
ファンドマネージャー
投資家から集めた資金を代わりに運用してくれる投資のプロ
また、投資金額が1000万円からと、非常に高く設定されているため一般の投資家には手を出しづらい投資です。
3000万円を投資に回す余裕がある人は、ヘッジファンドを運用することで効率的に資金を増やすことができるでしょう。
またヘッジファンドは、優秀なファンドマネージャー選びが成功のカギを握っているといえます。
日本国内でも優秀なヘッジファンドが多く存在します。
国内ヘッジファンドの例:BMキャピタル
最近は日本でもヘッジファンドへの注目が高まりつつあり、日本籍ファンドも実は意外と多いんです。
しかし不便なことに、独自の投資手法を用いるヘッジファンドは、情報の漏洩を防ぐためインターネット上での情報収集は容易ではありません。
ここでは、参考までに筆者も運用をお願いしているBMキャピタルの例を簡単にご紹介しますので、ヘッジファンド選びの参考にされるとよいでしょう。
(引用:BMキャピタル)
BMキャピタルは2013に組成された、日本では比較的老舗の日本のヘッジファンドです。
平均年利回り10%~20%ほど
2013年の運用開始以降マイナスになった年の回数ゼロ
と高利回りを維持しつつも安定的な運用が望めるとして、口コミを通して人気が高まっています。
運用開始 | 2013年 |
---|---|
投資対象 | 日本株式(バリュー株) |
平均年間利回り | 10%~20% |
最低投資額 | 1000万円 (1000万円以下の出資も相談可能な場合も) |
ポイント |
|
BMキャピタルの安定運用と高パフォーマンスの秘訣は、優秀な運営陣と企業価値に基づき緻密な分析の元で選定したバリュー株投資。
東京大学や京都大学などの一流大学を卒業後に外資系投資銀行で投資経験を積んだプロが組織し、中でもファンドマネージャーは緻密な分析スキルはもちろん、トレードには群を抜いた才能があると言われています。
またBMキャピタルの主な投資手法でもあるバリュー投資は、日々の値動きが緩やかでかつ株価高騰の可能性があるという特徴があり、市場のリアルタイムな動きに影響を受けにくく安定した運用を望むことが出来ます。
まだまだ一般には馴染みの薄いヘッジファンドですが、BMキャピタルは「投資初心者のための国内投資会社」として、初心者にも丁寧に対応してくださいます。
オンライン面談も可能なので、興味のある方は一度気軽にお問合せしてみるとよいですよ。
投資信託|世界への分散投資が可能

投資信託もまた、投資の運用をプロに任せることが可能な投資です。
投資信託は、1つの投資信託を運用すると、ファンドマネージャーが世界中の商品に投資をしてくれます。
投資信託もまた、投資の運用をプロに任せることができるため、投資の運用に自信がない人が、始めやすい投資といえるでしょう。
投資信託の利回りは、3%〜4%です。
利回り3%〜4%は、初心者が目指しやすい数字と言われています。
投資信託は、ヘッジファンドと同様に投資の運用をプロに任せることができますが、投資信託の商品選びは、投資家自信が行わなければなりません。
投資信託は、ヘッジファンドより投資の知識が必要といえるでしょう。
投資信託のデメリットとしては、商品を購入するとき・商品を保有する・商品を売り払う手数料がかかります。
また投資信託は、市場の値動きに沿って運用をしているため市場が下落状態だと、利益が出しづらくなるでしょう。
株式投資|自分で運用するため手数料がかからない

株式投資は、企業が発券している株式を購入し、株の値動きに応じて売買を行い利益を得ます。
上記2つの投資と大きく違う点は、株式の商品選択から、売買のタイミングまでを全て投資家自身が行う必要があります。
しかし投資の知識や経験がある人は、成功報酬などの無駄な手数料をかけず、投資を運用することが可能です。
また、3000万円を投資に充てられる人は、配当金狙いの株式を購入することもできます。
配当金とは、自分が持っていいる株の割合に応じて、企業が出した利益の一部をもらうことが可能です。
配当金は、株を保有しているだけで定期的に利益を得ることができるため、お得感があるといえるでしょう。
しかし、株式は株の値動きを観察し売買のタイミングを図る必要があります。
株式投資は、投資に使う時間と経験が必要のため、投資中級者向けといえるでしょう。
不動産投資|不労収入を得られる

不動産投資は、不動産を購入して第三者に貸し出すことにより、定期的に家賃収入を得ることができます。
また、不動産投資は、不動産が安い時に購入をし、高くなったら売ることでも利益を得ることができます。
3000万円を不動産投資に充てると、東京から1時間ほど離れた地域のマンションが1部屋ほど購入することが可能です。

不動産投資は、ワンルームから、商業ビルまで投資家の資金や運用目標によって、選択肢が広いことも不動産投資の魅力といえるでしょう。
しかし不動産投資は、空室になると家賃収入を得られなくなります。
不動産投資は、空室を出さないためにも、所持している不動産のリフォームやメンテナンスが必須のため多くの資金が必要です。
不動産投資も、株式投資と同様に投資家自身で、不動産を見つけ、運用する必要があるため、投資中級者の人向けといえるでしょう。
3000万円でおすすめできない投資3選
上記では、3000万円で行うおすすめの投資を紹介してきました。
上記の投資は、投資家の投資経験や投資目標によって投資方法を決める必要があるでしょう。
以下では、3000万円を投資するには、向かない投資方法を解説していきます。
- 銀行の普通預金
- 保険で運用
- FXなどの投機で運用
特に上記で3000万円を投資する理由を解説したように、3000万円を銀行で貯蓄しておくことは、非常にもったいないといえるでしょう。
本来、「貯蓄」と「投資」は反対の意味を持ちますが、多くの人々が似た意味で理解しています。
貯蓄の定義は「惜しみ集める」ことであり、支給額が確定した保険、支給額が確定した年金が代表的な貯蓄の商品です。
貯蓄の商品で運用すれば資産を増やしていくことは難しいですが、元金が失われる心配はほぼないといえます。
元本が保証される商品はかなり魅力的ですが、なぜ銀行での貯蓄はおすすめできない投資なのか見てみましょう。
銀行の普通預金
最近、銀行の普通預金の金利は約0.3%です。
簡単に言えば、100万円を1年間預金をすれば3000~5000円しか受け取れません。
利益は少なくとも、安全だから銀行の普通預金は、魅力的に映る人もいるでしょう。
最近の物価を考えてみてください。
近くのマートや店に行けば、商品が昨年と比べ、物価がかなり上がったことを感じるのではないでしょうか?
私達(日本の住民)が感じる物価上昇の体感は、約10%です。
例えば昨年は、リンゴ1つ100円で買えてたものが今年は、110円まで値上がりしたということになります。
物価がこれだけ(10%ほど)上がったのなら、私達(国民)が預金しているお金(金利)も昨年より10%上がったのでしょうか?
実は、銀行の金利は、10%より非常に少ない0.3〜0.5%です。
私達は、銀行で貯金しているとお金は、減らないように感じますが、実際には、インフレにより銀行に貯蓄すること自体が損をしていることになります。
つまり3000万円の価値を減らさないためにも、銀行で貯金しておくよりも投資に回した方が良いということです。
保険で運用
保険会社は個人(保険加入者)から資金を受け取り、その資金を運用して、満期になると返さなければなりません。
言い換えれば、保険で運用している人は、満期になると資金が返ってきます。
保険もまた、元本保証に近い安全な運用ができるでしょう。
しかし保険会社は、保険の加入者から集めた資金を銀行で運用します。
結論として保険の運用は、銀行で運用することとほとんど変わりがありません。
むしろ保険での運用は、インフレの影響で物価が高くなり、お金の価値が下がると、将来の保険加入者に返す資金を保証できなくなってしまいます。
上記のような問題は、保険会社の倒産につながってしまいます。
3000万円の資産運用は、保険で運用せずに、投資に充てることが効率的に資金を増やしていけるといえるでしょう。
FXなどの投機で運用
貯蓄商品の安い金利に失望し、多くの人々がFXなどに自分の資産を投機し始めてしまいます。
投機とは、タイミングに自分の資金をかけ利益を狙ういわば、ギャンブルのようなもの。
最近、話題になったビットコインのような仮想通貨資産が投機の例です。
投機の取引は、贈り物のように買い(CALL)と売り(PUT)のポジションを別々に取ることができます。
簡単に言えば、商品の価格が下落しても収益が見られる「双方向収益構造」です。
投機は、レバレッジを上げて大きな収益が出ることもあるが、大きな損失も出ることもあります。
つまり投資も貯蓄でもない賭博を行い、一攫千金を狙うことで、3000万円が一度にすべて消えてしまいかねないということです。
3000万円を運用する際のリスク管理
多くの投資家は、リスクと危険の違いをきちんと区別できていません。
特に「危険な商品に投資して大きな損害を受けた」 という言葉をよく聞きます。
正確には「リスクが大きな商品に投資したが、管理を誤って損失を出してしまった」が正しい表現だといえます。
つまり、リスク管理をすることで投資のリスクは十分に減らせるということです。
リスクといえば「価格が落ちて損害を出してしまった商品」という否定的な考えが先に挙げられる。
リスクと危険はどちらもマイナスな状況を意味しますが、リスクは管理が可能であるという特徴があります。
例えば、投資の商品の一つである株式は、投資すると損害をうけてしまいますが、うまく管理すれば高い収益を出すことも可能です。
昨今、ゼロ金利時代(低金利時代)では、リスクが伴う投資商品を活用しなければ効率的に資産を増やしていくことが難しくなりました。
リスクがある投資なしでは、豊かな人生を送ることが難しくなってきたので、リスクを積極的に受け入れて管理できる勉強が必要といえます。
今から3000万円という資産を運用する際の、リスクをどのように管理できるかを見ていきましょう。
長期運用
中国ではいくら美しい花も10日以上咲き続けることができず、いくら強大な権力があってもても10年以上持ち続けられない事から「花無十日紅権不十年」という言葉があります。
投資も上記の言葉と同じであり、ある資産の投資成果がこれまで良かったとしても、今後もずっと良いとは言えません。
逆に、これまで投資成果が良くなくても、今後もずっと悪い訳ではないでしょう。
一般的に、投資家は市場の雰囲気に簡単に惑わされます。
市場が暴騰すれば投資家は、もっと商品を買い足し、暴落すると逃げるように投資商品を売り払います。
しかし、投資の流れや雰囲気に流されないためには、長期的な視点と分散投資が必要です。
基本的に市場は、暴落と暴騰を繰り返すため、資産の価値が大きくなったり、小さくなったりします。
投資家は、資産価格が急騰したら投資商品をもっと買いたいし、資産価格が暴落すれば一刻も早く売り払い、投資金を回収したいと思うでしょう。
投資家たちは、市場が下落状態にあるときは、激しいストレスを受けながら低迷市場に資産を売る場合がかなり多いといえます。
まさに上記の例が、短期的投資失敗の事例です。
しかし、短期的投資ではなく長期的投資をすれば、下落状態にあった資産価格が平均的に回復する傾向にあります。

短期的には、資産は固有の価値から逸脱しても、長期的には資産は固有の価値に戻ることがわかります。
投資家は、市場が下落状態にあっても耐えて、長期的な投資を続けることで、投資失敗防ぐことが可能です。
つまり、長期運用は、リスクを管理できる投資方法といえるでしょう。
分散投資

分散投資が、リスク管理になることは、多くの人々が知っていますが、あまり分散投資を実行していない投資家が多くいます。
投資経験がある人は、自分の始めの投資を考えてみればわかるでしょう。
初めて株式を購入するときに、商品を10種目、20種目ずつ分散投資を実践した人はいるでしょうか?
ほとんどの投資家は、少額で1種目、2種目ほどから購入し始めたのではないでしょうか?
例えば投資家は、最初に始めた投資商品の1種目、2種目が、幸いなことに良い収益率を上げたとします。
上記のような感覚は、投資禍家の投資の習慣になってしまい、集中投資という悪い投資習慣になってしまいます。
集中投資は、一度の選択でも投資収益率を一気に損失に変えてしまうかもしれません。
分散投資が必要な理由は、分散投資を実行することで投資資産の損益のふり幅を小さくすることができます。
なぜ収益率の変動のふり幅を小さくするべきなのか?
収益率の変動を小さくすれば、投資過程中の下落幅を小さくすることができ大きな損失を防ぐことができるからです。
例えば:
A商品 | +50万円 |
---|---|
B商品 | −100万円 |
C商品 | +60万円 |
結果利益 | +10万円 |
B商品だけに投資をしていたら、100万円の損失を出してしまいました。
しかし、A商品・C商品がそれぞれプラスの成績(利益)を得たため、投資家は、1部商品(B商品)で損失を出してしまったものの、投資資金の合計としては10万円利益を得たことになります。
分散投資は、いくつかの投資商品に分けて投資を運用することで、十分にリスク管理が可能ということです。
3000万円を運用してるとできること
3000万円を自分の貯金の目標にして、3000万円を貯めてきた人もいるでしょう。
3000万円を資産運用に充てられる余裕がある人は、投資の幅も広がり自分が求めている資産運用ができるようになります。
また、3000万円を上手に資産運用をして、資金を増やしていくと次の2つが可能になるでしょう。
- セミリタイア
- 3000万円を1億円にする
詳しく見ていきましょう。
セミリタイアが可能になる?
セミリタイアとは、生活のメインである仕事を退職して、自分の自由な時間を確保しつつ副業等で引き続きある程度の収益を得ることをいいます。
セミリタイアは、完全リタイアや早期リタイアとは異なり引き続き、副業やアルバイト等である程度の収入を稼ぐことが必要です。
早期リタイアは、もともとアメリカを中心に流行していました。
早期リタイアは、アメリカでFIREと呼ばれていて、経済的自立・早期リタイアを意味しています。

将来は、FIREを実現させて優雅に暮らしたいなんて思っている人もいるのではないでしょうか?
正直3000万円で、早期リタイアを実現することは難しいといえます。
FIREを実現させるには、年間支出の25倍の資金を保有していることが必要です。
平均の年収は、年間360万円ほどといわれています。
つまり、FIREを実現させるには、9000万円の貯蓄が必要ということです。
3000万円を投資に充てられる人は、セミリタイアをし、生活費は稼ぎつつ、投資を積極的に行うことで9000万円まで資金を増やすことは可能でしょう。
3000万円をできるだけ早く資産運用に充て、効率的に資産を増やしていけば、将来は、FIREを実現することが可能といえます。
1億円を達成することは可能
3000万円を1億円まで増やしたいと思うのは、当然のことです。
上記でも、お話ししたように3000万円を9000万円・1億円まで増やすことができるとFIREも可能になります。
しかし、1億円まで資金を増やすには、投資の選択が重要といえるでしょう。
1億円まで増やすには、ヘッジファンドのような利回り10%以上目指した投資を行うと資金を増やしやすいといえます。
以下では、実際に3000万円を1億円にする方法を見ていきましょう。
3000万円を1億円にするシミュレーション
今回は、3000万円をヘッジファンドで運用したように、利回り10%で12年間運用した場合をシミュレーションしてみました。
上記でお話ししたようにリスク管理として、3000万円のうち200万円は手元に残しておくとします。
利回り:10%
投資金額:2800万円
毎月の積立金額:3万円
投資期間:12年

3000万円(リスク管理として200万円引き2800万円)を12年間・利回り10%で運用すると1億円まで達成することは可能です。
上記のシミュレーションを見ても分かるように、長期的に資産運用をしていくことで資金を増やしていくことは可能といえるでしょう。
しかし利回り10%をはじめから目指すのは、少し難しいと思う人に向けて利回りごとのお金を増え方をシミュレーションしてみました。
3000万円を利回り3%で運用してみた
3000万円を利回り3%で運用するとどのようにお金は増えていくのでしょうか?
利回り3%の投資は、投資信託等があげられます。
利回り:3%
投資金額:2800万円
毎月の積立金額:3万円
投資期間:10年
※上記と同様3000万円のうち200万円をリスク管理として手元に残したうえで計算しています。

上記のシミュレーション表のように、3000万円を利回り3%で運用すると約4200万円になりました。
利回り3%で運用すると利益は大きく増えませんが、少ないリスクで運用していくことが可能になります。
3000万円を利回り5%で運用してみた
次に、同じ条件で利回り5%で運用した場合を見ていきましょう。
世界株式に投資した時の平均が6%程と言われているので、利回り5%は、世界株式に投資した時の利回理に近い数字といえます。
利回り:5%
投資金額:2800万円
毎月の積立金額:3万円
投資期間:10年
※上記と同様3000万円のうち200万円をリスク管理として手元に残したうえで計算しています。

3000万円を利回り5%で、10年運用した場合は、約5000万円でした。
3000万円を利回り5%で運用すると、倍まで増やすことはできませんが、倍近く増やすことは可能です。
利回り5%以上を目指せる投資は、ヘッジファンド・株式投資等があります。
3000万円を利回り11%で運用してみた
最後に、利回り11%で運用した場合のシミュレーションを見ていきましょう。
利回り11%を目指せる投資は、ヘッジファンドです。
利回り:11%
投資金額:2800万円
毎月の積立金額:3万円
投資期間:10年
※上記と同様3000万円のうち200万円をリスク管理として手元に残したうえで計算しています。
3000万円を利回り11%で運用できると、約9000万円に達することができます。
利回りの高い投資を運用すると、達成したい金額に早く近づくことが可能です。
しかし投資は、利回りとリスクが基本的に比例しているため、高利回りばかりに焦点を当ててはいけません。
(番外編)3000万円を運用するときのポートフォリオ
最後に3000万円を運用するときは、どんなポートフォリオを組むことができるのか?
ポートフォリオとは、どの投資にどのくらいの割合で運用するかを決めたものです。
やはり3000万円で運用する際は、ヘッジファンドを組み込むことがおすすめといえます。
まずは、以下の図を見てください。

これは、名門大学ハーバード大学ポートフォリオです。
ハーバード大学は、大学の貴重な資金なため資産運用で損失を出すことは許されません。
損失を出すことが許されないハーバード大学もまた、ヘッジファンドをポートフォリオに組み込んでいます。
ヘッジファンドは、利回りが高いにも関わらずリスク管理もきちんと行われていることで評価されているといえるでしょう。
上記をもとに3000万円を運用する際は、以下のようなポートフォリオで運用するとよいと考えます。

金融商品 | 割合 | 額 |
---|---|---|
全世界株式 | 20% | 600万円 |
ヘッジファンド | 60% | 1800万円 |
金 | 10% | 300万円 |
債券 | 10% | 300万円 |
債券は、銀行での預金と同様にほぼ元本保証の商品です。
つまり、3000万円の資産運用では、リスク管理として債券や銀行貯金を取り入れるとよいでしょう。
また金運用の最大の特徴として、金の価値は変わることがありません。
そしてゼロ金利の状態では、金の価値が高くなります。
つまりゼロ金利の日本で金を運用することは非常に有利といえるでしょう。
まとめ
ここまで3000万円を、上手に運用する方法や失敗しないコツを紹介してきました。
3000万円を積極的に運用することでFIREも可能になります。
筆者のおすすめの投資方法は、ヘッジファンドです。
ヘッジファンドは、利回り10%以上を目指すことができます。
更にヘッジファンドは、様々な投資手法により、3000万円を減らさずに運用をすることが可能のため、FIRE実現を早めることも可能でしょう。
ヘッジファンドは、優秀なファンドマネージャーを探すことが重要といえます。
筆者のおすすめのヘッジファンドは、BMキャピタルです。
BMキャピタルは、コロナショックでもマイナスを出さなかった優秀なヘッジファンドとして人注目されています。
ヘッジファンドのファンドマネージャーを選ぶ際は、以下のページも参考にしてみてください。


この度投資初心者が、1000万円クラスのまとまったお金を運用する前に絶対に押さえておきたいポイントを外部の先生のお力も借り1記事にギュッとまとめました!
- これからまとまった元本で投資を始めたい方
- 手元の資産の運用法で迷っている初心者の方
投資額の大小に関わらず、役に立つこと間違いなしの記事ですので是非皆様の資産運用の勉強にご活用下さい!