プロの力で安定運用!ヘッジファンドで1000万円を資産運用するには?
1000万円以上のまとまった資産の運用先として、近年人気を集めているヘッジファンド。
銀行預金では増えない低金利時代の今、1000万円などの高額資産の運用を金融のプロに代行してもらえるヘッジファンドは、投資に十分な時間を割けない方や、自分で高額資産の運用するのは不安だという方を中心に需要が高まっています。
しかし日本では一般的にまだ馴染みが薄く、「ヘッジファンドは怪しいのでは」などの不安から運用に踏み込めないでいる方も多いでしょう。
そこで本記事では、自らも国内ヘッジファンドに運用を任せている管理人が、ヘッジファンドのメリットやデメリット、運用を始める方法、投資初心者におすすめのヘッジファンドなどをご紹介していきます。
- 1000万円の資産運用には投資信託よりヘッジファンドが効率的
- ヘッジファンドのデメリットも理解して慎重に投資しよう
- 国内ヘッジファンドなら初心者でも始めやすい
ちなみに筆者もBMキャピタルというヘッジファンドを使っていて、運用成績も利回り5%以上とかなり良く、信頼性も高いのでおすすめしています。
本記事でも扱いますが、ヘッジファンドやBMキャピタルについて興味のある方はぜひそちらの記事も読んでみてください。
参考情報:日本国内おすすめヘッジファンドランキング
参考情報:一番おすすめのヘッジファンド!BMキャピタルの詳細
目次
ヘッジファンドとは?運用の特徴を紹介
既出の通りヘッジファンドは、1000万円などの高額資産を出資することで、投資経験を積んだ金融のプロであるファンドマネージャーが私たちの代わりに投資・運用してくれる資産運用会社のようなものです。

元々は、アメリカの社会学者であるアルフレッド・W・ジョーンズ氏が始めたファンドがヘッジファンド(Hedge fund)の起源と言われています。
彼の作ったファンドが、預かり資産を減らさないように様々な投資手法を駆使して資産の損失リスクをhedge(ヘッジ=避ける・防ぐ)していたことからヘッジファンドと呼ばれるようになりました。
日本では今まであまり馴染みの薄かったヘッジファンドですが、世界には1万を超えるヘッジファンドがあり市場を動かしています。
さて、プロに運用を任せられる運用先としては投資信託がメジャーですが、ヘッジファンドは投資信託と何が違うのでしょうか。
ヘッジファンドの仕組みを正しく理解するために、以下で投資信託とヘッジファンドを比較しながら特徴を見て行きましょう!
ヘッジファンドの特徴①
投資家の募集方法が異なる
投資信託を購入する際は、証券会社のホームページで紹介されている商品一覧から投資する信託商品を選び購入しますが、証券会社のサイト内でヘッジファンドが掲載されているのを見かけた方は少ないはず。
というのも、ヘッジファンドは不特定多数の投資家から出資を受けるのではなく、限られた数の投資家から出資を受ける私募ファンド。そのためヘッジファンドに投資する際は、ファンドに問い合わせをして直接契約をする形になります。
投資信託 | ヘッジファンド | |
投資家の人数 | 不特定多数 | 少数(50人未満)の投資家 |
最低投資額 | 少額(数千円~) | 高額(1000万円~) |
契約方法 | 証券会社を通して購入 | 直接契約 |
ヘッジファンドは限られた投資家から出資を受けて運用するため、投資家一人当たりの最低投資額は日本のヘッジファンドで1000万円程度〜。
少し敷居の高さを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、1000万円以上ある方のみ利用できる貴重な投資先とも言えます。
ヘッジファンドの特徴②
利益の追求方法が異なる
投資信託の多くは。インデックスファンドといって日経平均株価やTOPIXといった市場の平均値に沿った値動きをするような運用を行います(=相対収益)。
ここで想像して頂ける通り、投資信託では相場が上向いている時は利益が出ますが、市場が下落傾向にある時は利益を出にくく、場合によってはマイナスになることもあります。
一方のヘッジファンドは、相対収益ではなく絶対収益を目標に運用。つまり相場の変動(上昇・下落)に関わらず、いかなる時もリターンを狙えるように戦略的に運用を行うんです。

投資信託 | ヘッジファンド | |
運用方法 | 相対収益 | 絶対収益 |
手法・戦略 | 基本はインデックス運用 | ロング・ショート、イベント・ドリブンなど多種多様 |
期待利回り | 3~4% | 10%~ |
ヘッジファンドが表のような様々な手法を駆使できるの理由は、先ほどの私募ファンドであるため。不特定多数の投資家を相手にする投資信託では運用方法に関する制限や縛りがきつく相場に合わせて柔軟に対応することが難しいのです。
このように少数の投資者と向き合い、投資信託では採用できない様々な運用手法を駆使して運用を行えることが、ヘッジファンドが年利回り10%以上いう高いリターンを得られる理由の一つであると言えるでしょう。
ヘッジファンドの特徴③
手数料体系が異なる
投資信託の運用手数料は、基本的に運用資産に対して〇〇%という形で発生し、手数料率はヘッジファンドと比べると遥かに低いです。
しかしここで盲点となるのが、運用でプラスが出た場合だけでなく、失敗して大損していても運用資産に対して固定で手数料が発生するところ。
上昇相場で利益が十分出ているときならいいですが、相場が大きく下落した2018年や2020年のように、多くの投資信託が運用に不調をきたし投資者が含み損を抱えている時でも、そこから更に割高な手数料が引かれてしまう可能性があるんです。
その点多くのヘッジファンドが採用している成功報酬制では、運用して出たリターン(利益)に対してまとまった手数料が発生します。
よって、運用での含み損にさらに手数料が引かれるという傷口に塩を塗るような悲しい事態になりくい点はヘッジファンドの嬉しい点です。
投資信託 | ヘッジファンド | |
手数料体系 | 運用資産に対して 固定で発生 |
運用で出たリターンに対して 発生(成功報酬制) |
さて、ここまでヘッジファンドの運用の仕組み投資信託と比較しながらご紹介しました。
ヘッジファンドの特徴について理解できたところで、続いては1000万円というまとまった資産をヘッジファンドで資産運用するメリット・デメリットについて見ていきましょう。
1000万円をヘッジファンドで運用するメリットデメリット
ヘッジファンド投資に関する記事を見ると、メリットばかりに焦点が当てられデメリットには軽く流されがち。ここでは良い面だけでなく、ヘッジファンド投資のリスク面ともしっかり向き合っていきましょう。
ヘッジファンド投資のメリット
まずは1000万円の資産運用にヘッジファンドを活用するメリットから。

メリット1.
投資に手間がかからない
ヘッジファンドは、既出のとおり1000万円以上のまとまった資産を預けるだけで、ファンドマネージャーと呼ばれる投資の専門家に運用をお任せできます。
実際試してみた方は実感されていると思いますが、1000万円もの資産を株式や債券などで自分で運用するとなると、銘柄の分析から購入、運用状況に合わせたポートフォリオのリバランス、売り時の見極めなど、想像以上に手間と時間として精神的ストレスがかかります。
仕事や家事で忙しい年代の方はなおさらです。その点、完全お任せで自分で運用するよりもプロの手腕で比較的安全に運用を行える点はヘッジファンドの大きなメリットと言えます。
メリット2.
投資のリスク管理をしっかり行える
ヘッジファンドでは、運用者が投資者から集めた資産をプロ目線で分析した上で複数の投資先へ分散投資。資産損失のリスクを最大限に抑えて投資を行ってくれます。
先述したように、ヘッジファンドは投資方法に制限が少ないため、相場の下落局面でも預け資産を減らさずにリターンを狙いやすい点も大きなメリットに感じられるでしょう。
メリット3.
まとまったリターンを狙える
絶対収益でいかなる時もリターンを狙うヘッジファンドでは、利回り10%以上とまとまったリターンも期待できます。
そもそも投資初心者が1000万円もの資産を10%ほどの高利回りで運用し続けるのは至難の業とも言えますから、こちらもヘッジファンド利用の大きなメリットと言えますね。
1000万円を年利10%で複利運用できた場合 | |
5年後 | 1610万円 |
10年後 | 2594万円 |
17年後 | 5054万円 |
(参考:野村証券「マネーシミュレーターみらい電卓」)
表のシュミレーションのように、1000万円を年利10%で複利運用できた場合、資産額は7~8年間で2000万円、16~17年間で5000万円、25年程で1億円の達成も視野に入ってきます。
最低投資金額1000万円でこれだけの利益を狙えるヘッジファンドでは、さらに資金を積めばより早く資産形成に近づくことも見込めます。
そもそもヘッジファンドは基本的に成功報酬制を取っているので、リターンを出さないと運用会社はまとまった儲けになりません。このように運用者も本気でリターンを狙いに行くしかない環境が整っている点は、投資者としては嬉しいですね。
メリット4.
商品の多様性がある
投資信託の場合は、基本的に市場相場に合わせて投資を行うために、どのファンドも似たりよったりな部分が多いのも事実です。
一方のヘッジファンドでは、自由な運用ができる利点を活かしてヘッジファンド独自の運用手法で利益を取りに行くため、ファンド毎に多様性があり、選ぶ楽しみがあるのもヘッジファンド投資ならではでしょう。
メリット5.
商品をしっかり理解する機会を得られる
ヘッジファンドは基本的に証券会社では販売されていませんし、ネット上での購入もできません。
また投資手法の流出を防ぐために、投資手法や運用成績などの内部情報の開示も積極的に行わないのが通例です。
そのため投資の際には実際にヘッジファンドへお問い合わせをし、ファンドの担当者と面談して直接お話を聞くことになります。
ファンド側と顔と顔を合わせて面談ができるのは、投資先の運用についてよく理解せずになんとなく投資してしまうことを防げる点でメリットと言えるでしょう。
このように投資に手間をかけずに年利10%以上という高利回りも期待でき、プロがリスクヘッジをしながら運用してくれるのが、1000万円の資産運用にヘッジファンドを投資先として選ぶメリットでした。
ヘッジファンドに興味が出た方は、ぜひヘッジファンドの記事を読んでみたり、筆者おすすめのヘッジファンド「BMキャピタル」についても調べてみてください。
ちなみにBMキャピタルは資料請求まで無料で行えるため、そちらもおすすめですよ。
参考情報:一番おすすめのヘッジファンド!BMキャピタルの詳細
ヘッジファンド投資のデメリット
さて、ヘッジファンドの良い面だけを見て出資を即決しては危険ですよね。ご自身との適正をじっくり判断するためにも、デメリットもしっかり確認しておきましょう。

デメリット1.
最低投資額が高額
投資信託の場合は月々数千円程の少額から手軽に投資が可能ですが、先述のとおりヘッジファンドは最低投資額が1000万円~と高額です。
投資のハードルが高いのは事実ですが、逆に1000万円以上ある方のみが利用できるプレミアム感もありますね。
デメリット2.
運用会社が倒産する可能性がある
ヘッジファンドが運用に失敗し、損失を回収できないほどの大損失を出す事態になれば運用会社が倒産する可能性もあります。
投資のプロとはいえ相場の予想に絶対はありませんので、
- 過去の運用成績で大きなマイナスが出ていないか?
- 投資手法に無理はないか?
など、ヘッジファンド選びの際には運用の安全性やリスク度合いは投資前の面談等でしっかり確認しておきましょう。
デメリット3.
解約したい時に解約できない可能性も
投資信託は基本的に解約したいと思ったらいつでも解約できます。
一方のヘッジファンドの場合はロックアップ期間といい、解約できる期間や時期に制限がかかっている場合があります。
ロックアップ期間を設定する理由は、一人の投資者からまとまった投資額を募るヘッジファンドでは、解約が頻繁に起こるとその都度運用資産高に大きな増減が生じ、緻密な投資戦略や効率的な運用の妨げになってしまうためです。
ヘッジファンドの中には3か月など比較的短くロックアップ期間を設定しているものもありますので、出資前に必ず確認しておきましょう。
デメリット4.
手数料率が割高になる
ヘッジファンドの手数料はネット上で公に公開されることはありませんが、ユーカリヘッジ社の調査によると平均14.5%とのこと。
ユーリカヘッジのリポートによると、世界の新規ヘッジファンドが課す平均管理手数料は今年1-6月(上期)に1.2%と、業界が金融危機に打撃を受ける前である2007年の1.6%を下回った。成功報酬は約14.5%に低下。
(引用:Bloomberg ヘッジファンドの手数料低下-「2:20」定番モデルは風前のともしび)
ヘッジファンドの成功報酬は値下がり傾向にあるとはいえ、せっかく出してもらった利益から10%以上の手数料が引かれてしまう点は、投資者としては悲しいところ。
そのためヘッジファンドを選ぶ際には、高い手数料を引いてもしっかり利益をだせているファンドを篩にかけることが大事です。
デメリット5.
契約するまでが面倒
こちらはメリットの項目でも紹介しましたが、ヘッジファンドへの投資は基本的にファンドの担当者と面談を行う必要があります。
いくら投資先について理解できる良い機会とは言っても、投資信託や株式投資などはネット上で自宅にいながら購入できるので、人によっては面談をしないと投資ができないのは面倒だと感じる方もいるでしょう。
さて、ここまでの内容を踏まえて、大切な1000万円の運用先としてヘッジファンドという資産運用方法が最適なのか?答えに近づいてきましたでしょうか。
続いて最後に、前向きにヘッジファンドでの1000万円運用を検討してみたいという方に向けてヘッジファンド投資の始め方についてご説明します。
ヘッジファンドでの資産運用を始める方法
ヘッジファンドへのアプローチ方法は大きく3つに分けられます。
1. 直接ファンドへ問い合わせる
最近では日本でもヘッジファンドの知名度が上がり、実際の投資体験談を綴ったブログやファンドの評判や比較、まとめサイトも増えてきました。
このようなサイトも参考に気になるヘッジファンドや話を聞いてみたいをピックアップし、直接ファンドのお問い合わせフォームから申し込みを行います。
さらに詳しい話を聞きたい又は契約を行いたい場合は、ファンドの担当者と面談を行い、直接契約を行う流れとなります。
2. 実際に投資している人の紹介
ヘッジファンドの中には現在投資している人からの紹介でしか投資できないものもあります。実際にヘッジファンドへ投資している知り合いがいれば良いのですが、そうでない場合は投資が難しい場合もあります。
どうしても気になるファンドがあれば、SNS等で実際の投資者を探して話を通してもらうことも出来るかもしれませんが、詐欺の可能性なども否定できないためご自身で慎重に判断することをお勧めします。
3. 証券会社で購入
ほんの少数ですが、一部富裕層向けの証券会社でヘッジファンドの取り扱いがされている場合があります。選べる商品数は限られてしまいますが、手軽さでいえば一番と言えるでしょう。具体的には三田証券などで取り扱いがありますよ。
三田証券
東京都にある証券会社。世界中の有能なヘッジ・ファンド・マネージャーの発掘に力を入れており、マネージャーへのインタビュー内容なども考慮しながらファンドの評価・販売を行っているとのこと。
既にヘッジファンドへ投資している知り合いがいれば一番手っ取り早いかもしれませんが、多くの場合は直接ヘッジファンドへ問い合わせる方法になると思います。
気になるファンドが見つかったら、まずは問い合わせをして担当者に色々尋ねてみると良いでしょう。
初心者の方におすすめ!日本国内の優良ヘッジファンド
実際に投資したいと思っても、詳しい情報を手に入れるのが一苦労なヘッジファンド。そこで、初心者でも投資しやすい日本国内のヘッジファンドの一例をご紹介します。

BM CAPITAL(BMキャピタル)は、
- 過去にマイナスを出した年のゼロ回
- 平均年利回り10%以上
2013年の設立から安定した運用を続けており、資産を守りながら積極的に増やせる国内ヘッジファンドとして人気を集めています。
投資対象は日本株で、中でも市場で価値評価が適正に行われていない「中小型バリュー株(割安株)への投資を得意としています。
バリュー株投資とは?
企業の実際の価値に対して、何らかの理由から市場で「割安」状態で放置されている銘柄に投資する方法。
年率20%程を維持し「世界一の投資家」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏もまたバリュー投資家です。
バリュー株は基本的に底値で購入するため、値動きが比較的穏やかで更なる下落のリスクが少ないのが特徴です。またBMキャピタルなどの大型投資家が購入し値上がりを仕掛けることで株価が高騰する可能性も秘めています。
しかし同時に値上がりを期待できるバリュー株の分析や発掘は容易ではなく、購入後も値上げ有までかなりの時間を要する場合もあるバリュー株投資ですが、BMキャピタルの場合、
- 東京大学卒業後、英国有名投資会社のバークレイズで経験を積んだファンドマネージャーがプロならではの緻密な分析力や豊富な投資経験を駆使して運用。
- 保有株式や発行企業の企業価値向上を促すために、アクティビストとして投資先企業に働きかける。
など、投資初心者や個人投資家とは一線を画した運用を行っています。
BMキャピタルの場合は投資家からの紹介を通しての出資も可能ですし、知り合いのいない方でも公式サイトからお問合せすれば担当者の方に対応してもらえるため、投資初心者の方でも始めやすいヘッジファンドだと思います。
出資前の資料請求やお問合せ・面談(オンライン面談含む)には料金も取られないので、興味のある方は気軽に問い合わせされてみると良いでしょう。
公式サイトはこちら
上記の他にも国内ヘッジファンドは複数あります。どのヘッジファンドを選ぶにしても、面談時には気になることはどんどん質問し、1000万円という大切な資産を安心して預けられると確信できたファンドに託せると良いですね。

まずは問い合わせ!情報集めから始めよう
さて、ここまでヘッジファンド投資の特徴やメリットデメリット、1000万円をヘッジファンドに出資する方法やおすすめ国内ファンドをご紹介しました。
初心者の方や投資に十分な時間が割けない方にとって、運用をプロに任せられるヘッジファンドは1000万円の投資先として大いに活用できます。
まずは身近に手に入る情報から気になるヘッジファンドの目星をつけ、出資を決定する前には実際に問い合わせて更に詳しい運用詳細を確認しましょう。

この度投資初心者が、1000万円クラスのまとまったお金を運用する前に絶対に押さえておきたいポイントを外部の先生のお力も借り1記事にギュッとまとめました!
- これからまとまった元本で投資を始めたい方
- 手元の資産の運用法で迷っている初心者の方
投資額の大小に関わらず、役に立つこと間違いなしの記事ですので是非皆様の資産運用の勉強にご活用下さい!