投資の基本

1000万円を10年運用したらいくらになる?利回り別に徹底解説

3%、5%、10%の利回りで1000万円を資産運用したらどうなる?複利効果についても解説

資産運用方法と言っても数知れず。投資方法によって期待できる利益・利回りも異なります。

そうなると、1000万円というまとまった資産運用の際には、どれくらいの利回りを狙うべきなのか気になりますよね。

そこで、ここでは1000万円を1%以下、3%、5%、10%以上の利回りで運用した際の築ける資産額や、各利回りのおすすめ投資方法、複利運用など効率的な資産形成のために知っておきたい情報をまとめてご紹介!

これから、1000万円クラスのまとまった資金の運用をお考えの方におすすめの記事です。

主婦投資ブロガーはる
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元本の大きさはリターンに比例することから、1000万円もの運用資金があれば、適切な利回りで投資することである程度まとまったリターンが期待できるはず!
  • ご自身の取れるリスクに合わせて適切な利回りを選択する
  • 1000万円クラスの大型資産は、計画的に運用すればまとまったリターンを狙うことも可能
  • 複利運用や長期投資といった投資方法で1000万円をより安全・効率的に運用しよう
  • 投資初心者でも年利10%の資産運用が期待できる方法もある

まずは基本知識を押さえよう

そもそも利回りとは何かよく分からない方のために、まずは基本知識からチェックしてみましょう。

利回りのことは既に把握しているという方は次の章へ進んでください。

利回りって何?

資産運用関連サイトを見ていると、利回り、利回りと何気なく使われているこの言葉。その意味をしっかり理解している人は少ないかもしれません。

利回り:投資した金額に対する年単位の収益の割合のこと

利回りとは、ざっくり言うと「1年間投資し、投資額に対して何%の利益・リターンを得られるか」ということです。

厳密に利回り計算を行う場合は、税金など投資にかかったコストも考慮する必要があります。

また、利回りを利率と勘違いしてしまう方もいらっしゃいますが、利回りと利率は別物です。

利率:純粋に投資元本につく利子のみを計算

例えば、1000万円を半年間運用して50万円の利益が出たとします。

残りの半年は1000万円に利益分の50万円を足した1050万円で運用を行い、更に50万円の利益が出た場合、利回り10%で運用を行ったことになります。

主婦投資ブロガーはる
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ちなみに、上記のように投資元本に利益分を組み入れながら運用を行う方法を「複利運用」と言います。複利を味方につけるとより効率的な資産形成が期待できますよ!

複利運用については最後の方でも詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

運用方法を選ぶときに利回りを意識するべき理由

例えば「1年間で1000万円を倍にしたい」という人が利率1%にも満たない定期預金で1000万円を1年間運用しても、増えるのはたった数百円

このような運用ではいつまでたっても目標金額を達成することはできませんよね。高利回りのFXや仮想通貨で大きなリスクを取り、ギャンブル的なトレードをするしかないでしょう。

このように運用の目標金額期間から逆算し、目標を達成できそうな利回りの金融商品を選択してこそ運用成功が現実的となるため、利回りを意識することは非常に重要となってきます。

では、代表的な金融商品の期待利回りはどのくらいでしょうか?

金融商品の期待利回り一例
銀行の定期預金 0.002%
個人向け国債 0.05%
株式投資 5~7%
投資信託 3~5%
不動産投資 4~5%
ヘッジファンド 10%
FX、仮想通貨 ?~無限

もちろん、運用のやり方によって出せる利回りは変わってきます。

また、ここで知っておいていただきたいのは、利回りの大きさとリスクは比例するということ。

ハイリターンを狙える商品は、その反面予想と反対の値動きをすれば大きな損失を被るリスクもあるんです。

ご自身の年齢や貯金額、年収や置かれた状況等に応じて取れるリスクと増やしたい金額を天秤にかけ、適切な利回りで無理なく運用するように心がけましょう。

利回り別!築ける資産額とおすすめ投資方法

さて、ここまで利回りとは何か?そして1000万円の運用方法を選ぶ際に、利回りに注目するべき理由についてお伝えしました。

ではここからが本題、1000万円を1%以下、3%、5%、10%以上の利回りで運用した際の築ける資産額と、おすすめ運用方法をご紹介しきます。

1%未満

運用にリスクは取りたくないという方は、利回り1%未満と欲張らない運用を考えると良いでしょう。

では1000万円を利回り1%で10年間運用を行うといくらに増えるでしょうか?

利回り1%で1000万円を10年間運用
年数 元利合計 利息
1年目 10,100,000 100,000
2年目 10,201,000 201,000
3年目 10,303,010 303,010
4年目 10,406,040 406,040
5年目 10,510,101 510,101
6年目 10,615,202 615,202
7年目 10,721,354 721,354
8年目 10,828,567 828,567
9年目 10,936,853 936,853
10年目 11,046,221 1,046,221

いかがでしょうか?10年で約100万円。運用金額が大きい割に得られる利益は少し物足りないと感じられた方も多いはず。

また、この後ご紹介する金融商品は1%よりも更に利回りが低く、1000万円を10年間運用しても得られる利益はわずかです。よって、あくまでも低リスクな分散投資先の一つとして検討するのが良いでしょう。

利回り1%未満の金融商品:定期預金

銀行で簡単に始めることができ、最も身近な資産運用商品である定期預金。

基本的には満期まで(数カ月~10年以内など預入期間を選択可能)保有していれば、元本保証で直接的に損をすることはありません。

しかし、大手銀行の定期預金金利は0.002%1000万円を0.002%で10年間して増える資産はたった2000円です。

先述の通りまとまった利回りで資産を大きく増やすことは期待できないため、可能な限り高利率な銀行に預けるなどの工夫はしたいところ。

実店舗を持たないネット銀行の定期預金が比較的高利回りとなっています。

おすすめの高利回りなネット銀行
銀行名 1年 3年 5年
オリックス銀行 0.12% 0.22% 0.25%
楽天銀行 0.02% 0.02% 0.02%
SBI銀行 0.02% 0.02% 0.02%

(※2021年3月時点)

利回り1%未満の金融商品:個人向け国債

個人向け国債も、基本的に1000万円を元本保証で資産を減らさずに運用していくことが可能です。

個人向け国債の最低金利は、0.05%。1000万円を10年間最低金利で運用したと考えると、5万円ほどの利益が期待できそうです。

そんな個人向け国債の種類は、固定金利3年、5年ものと変動金利10年ものの3つ。

将来金利が上昇するとお考えの方は、変動金利10年物で運用を行えば思わぬリターンを手にする可能性もあるかもしれません。

マイホームの建設費用やお子様の教育費などで、手元の1000万円を10年以内に使う可能性がある方は、資金の使用時期が来るまで年利1%未満の運用で減らさずに少しでも増やしておけると安心ですね。

3%

手元の1000万円を10年以上は使う予定がないという方は、少し攻めて年利3%ほどの運用を考えることもできます。

1000万円を利回り3%で10年間運用を行うと、いくらに増えるか見てみましょう。

利回り3%で1000万円を10年間運用
1年目 10,300,000 300,000
2年目 10,609,000 609,000
3年目 10,927,270 927,270
4年目 11,255,088 1,255,088
5年目 11,592,741 1,592,741
6年目 11,940,523 1,940,523
7年目 12,298,739 2,298,739
8年目 12,667,701 2,667,701
9年目 13,047,732 3,047,732
10年目 13,439,164 3,439,164

10年で約300万円弱の増加と、新車一台買える金額は作れそうですね。このくらいのペースでお金を増やしていければ、資産運用を行っている実感も得られそうです。

利回り3%程度の金融商品:投資信託

ファンドを購入することでその後の運用はプロにお任せできる投資信託(投信)ですが、その種類は多種多様。

一般的に投資対象が国内より海外のもの、債券よりも株式のものはハイリスクハイリターンと言われています。

投資信託購入の際に注意したいのはその手数料。一般的に投資信託では商品の保有期間中や、購入時・売却時などに手数料を支払わなければなりません。

また、投資信託の手数料は運用成績の良し悪しに関わらず固定で差し引かれるため、せっかくの収益がほとんど手元に残らないということがないよう、比較的手数料が割安のインデックス投資(日経平均株価などの指標に連動することを目指す運用方法)タイプのファンドを検討する等、利回りだけでなく運用コストもしっかり確認しましょう。

利回り3%程度の金融商品:ロボアドバイザー

ロボアドバイザーは、投資者の代わりにAI(人工知能)が資産運用を行ってくれる金融サービスです。
Wealthnavi(ウェルスナビ)の過去一年間の運用成績
(引用:Wealthnavi(ウェルスナビ)過去一年間の運用成績

最大手のWealthnavi(ウェルスナビ)の過去一年間の運用成績を見ると、リスクを一番取らないリスク許容度1の運用方法で+4.0%(2020年11月末時点)。

ただし、運用会社や取るリスクの度合などによって期待リターンも大きく変わってきます。運用会社の選択は慎重に行うと共に、AIに許容リスクを正しく判断してもらうためにも、運用方法の診断を受ける際は正直に質問に回答しましょう。

投資信託とロボアドバイザーの両方とも、基本的には運用を投資のプロやロボット(AI)にお任せできる点で、投資に失敗するリスクを抑えながら1000万円を利回り3%ほどで積極的にお金を回していけるでしょう。

5%

さて、どんどん期待利回りは上がり続いては利回り5%。利回り5%ともなれば、ミドルリスク・ミドルリターンな運用が可能ですね。

早速、1000万円を利回り5%で10年間運用を行うといくらに増えるか見てみます。

利回り5%で1000万円を10年間運用
1年目 10,500,000 500,000
2年目 11,025,000 1,025,000
3年目 11,576,250 1,576,250
4年目 12,155,063 2,155,063
5年目 12,762,816 2,762,816
6年目 13,400,956 3,400,956
7年目 14,071,004 4,071,004
8年目 14,774,554 4,774,554
9年目 15,513,282 5,513,282
10年目 16,288,946 6,288,946

1000万円を10年間運用して増える金額は約600万円弱。中古でそこそこのマンションが買えるくらいは資産を増やせそうですね。マイホームの購入など10年後に大きな出費を伴う夢をお持ちの方は、年利5%程は欲しいところです。

利回り5%程度の金融商品:株式投資

株式投資と一言で言っても、投資手法によって期待利回りは異なります。テンバガー株(10倍株)と呼ばれる成長株へ投資ができた場合は、利回り5%は軽く超えてしまうでしょう。

また、手堅く年利3~5%ほどの配当金狙いで投資することもできますね。
配当利回り
(引用:日本経済新聞 予想配当利回りランキング ※2020年12月時点)

ただし、株式投資は安定して利益を出すにはかなりの投資知識が不可欠ですし、投資先によってはハイリスクハイリターンにもなります。1000万円の投資銘柄は、ご自身の取れるリスクに合わせた慎重な選択が必要です。

利回り5%程度の金融商品:不動産投資

投資の王道、不動産投資。下の図表を見ると、東京都心や政令指定都市のビルに投資した際の期待利回りはざっくり4~5%程となっています。

不動産の利回り
(引用:日本不動産研究所 第43回 不動産投資家調査

地方物件に目を向ければ、利回り6%以上とより高利回りな物件も見受けられますが、地方の場合は入居者が集まりにくく空室リスクを負う可能性もありますので、ローンを組むなどで都心の物件に投資を行うのが安心でしょう。

1000万円の投資を本格的に行うなら、利回り5%程を狙っていくことになるでしょう。しかし、このあたりからは期待リターンは大きい反面、大きな損失が生じるリスクも同時に背負うことになるため、リスク管理には十分すぎるほど注力したいところです。

10%以上

さて、最後に紹介するのは利回り10%以上です。利回り10%ともなれば、投資のプロ並みの運用手腕が求められます。

早速、1000万円を利回り10%で10年間運用を行うといくらに増えるか見てみましょう。

利回り10%で1000万円を10年間運用
1年目 11,000,000 1,000,000
2年目 12,100,000 2,100,000
3年目 13,310,000 3,310,000
4年目 14,641,000 4,641,000
5年目 16,105,100 6,105,100
6年目 17,715,610 7,715,610
7年目 19,487,171 9,487,171
8年目 21,435,888 11,435,888
9年目 23,579,477 13,579,477
10年目 25,937,425 15,937,425

10年間利回り10%で運用して期待できる利益は1千万弱と、1000万円が倍以上に増える計算に。こうなると資産運用は大成功と言えますが、1000万円クラスの大金を10年間の間年利10%で運用し続けられる人なんて、もう投資のプロと言って良いレベル。

果たして投資の素人が年利10%で資産運用するのは可能なのでしょうか?

利回り10%程度の金融商品:ヘッジファンド

ヘッジファンドは既出の投資信託と同様、投資のプロであるファンドマネージャーに運用をお任せできる投資方法。

普段から何十億、何百億という大きなお金を動かしてきた投資のプロが、リスクを抑えながらも年利10%ほどという高利回りで運用を行ってくれるため、今から自分で努力してプロ並みの投資手腕を身につける必要もありません。

最低投資額が1000万円程度と高額ではありますが、逆に資金が1000万円を超えたらできることの一つにヘッジファンドがあるとも言い換えられます。

ただ、聞きなれない投資法なだけにヘッジファンドについてよく分からないという方や、怪しいという感想をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、参考までに続いては筆者が投資中の運用会社、BM CAPITAL(BMキャピタル)について簡単にご紹介しますね。

筆者おすすめのヘッジファンドはBMキャピタル

bm-min
(引用:BM CAPITAL)

BMキャピタルは2013年から続く国内では老舗のヘッジファンドで、東京に本社を置いています。

東大や京大等の一流大学出身で外資系投資銀行でキャリアを積んだメンバーにより運用されており、主に日本のバリュー(割安)株にへ投資。

そんなBMキャピタルの魅力は何といっても、

  • 年利10%~20%程の安定した高リターン
  • マイナスが出た年の回数ゼロという下落局面での強さ

という安定したパフォーマンス。

2015年のチャイナ・ショック、2018年の世界同時株安、2020年のコロナショックのように相場が非常に悪い年もプラスでフィニッシュ。「損失を出さない」というBMキャピタルの鉄則を体現しています。

このような下落相場への強さ・高利回りの運用は、

  • 値動きが穏やか、かつ株価高騰の可能性もあるバリュー株に投資
  • 東京大学卒業後、有名投資銀行バークレイズでキャリアを積んだファンドマネージャーが、豊富な投資知識や緻密な分析スキルを駆使して運用
  • 企業価値・株価上昇のためにアクティビストとして投資先企業に働きかけることも

などの要素が大きく貢献しているでしょう。

また、BMキャピタルは「投資初心者向け」と明言。投資知識が浅い方やヘッジファンドははじめてという方にも分かりやすくファンド説明や運用報告書を作ってくれています。

公式サイトから資料請求や問い合わせをすると、過去実績や運用方法など詳細情報を確認できます。

必要以上の勧誘もありませんし、資料請求や問い合わせは何度でも無料です。また、ヘッジファンドはネット上に情報が少ないため、直接ファンド担当者に話を聞くのが確実で安心でしょう。

少しでも興味のある方は一度気軽にコンタクトを取ってみるとよいでしょう。

毎年マイナスを出さずに高利回りで運用し続けるのは素人には難易度が高い点や、ヘッジファンドでは相場にあわせて投資資産のリバランスもお任せで手間いらずな点から、とにかく手間をかけずにハイリターンを狙いたい方におすすめしたい投資先です。

利回り10%程度の金融商品:FX

ヘッジファンドの他にも、2つの国の通貨の売買を行い、そのレートの差で利益を出すFX投資でも利回り10%以上を狙うことができます。

FXの特徴は、レバレッジと言う、自己資本を担保に借り入れを行い投資元本を増やしてトレードを行えること。

例えば1000万円に2倍のレバレッジを掛けて2000万円のトレードを行って利益が出た場合、元本を2倍に増やしたことで得られる利益も2倍に。

レバレッジとは?
(引用:楽天銀行 レバレッジって?

国内FX会社であればレバレッジは最大25倍、海外FX会社であれば1000倍程度までと、上手に活用すれば資産を一気に何倍にも増やせる可能性があります。

主婦投資ブロガーはる’sメモ

お気づきの方も多いと思いますが、レバレッジをかけて元本を増やしている分、予想と反対の値動きをすればその分だけ損失も大きくなります。目先の利益に目をくらませて借金を作ってしまった…なんてことのないように、リスクをしっかり理解した上で取り組むことが大切です。

さて、ここまで利回り別に投資方法をご紹介しましたが、1000万円を効率的に運用するためには、商品の性質だけでなく複利効果が得られる商品を優先的に選択することもおすすめですよ。

複利運用なら1000万円が倍になるのもそう遠くはない!?

複利運用とは、投資で得た利益を元本に組み込んで運用すること。

逆に利益を元本に加算せずに運用することを単利運用と言います。

この複利の力を味方につけることで、より効率的な資産形成が期待できるんです。

複利と単利の違い

1000万円を毎年5%の利回りで30年間運用した場合、複利と単利ではどのように差がでるかシミュレーションしてみましょう。
1000万円を5%の利回りで30年運用した場合の複利と単利の違い

(引用:Ke!san 複利と単利の違い

図で見ると、10年程度では大きな差は見受けられません。しかし時間の経過と共に差は広がり、30年後の資産は単利では2500万円、複利では約4300万円と差額は約1800万円に。

30年で1000万円が4倍以上と桁外れに膨れ上がるとは…複利の効果、侮れませんね。

では、なぜ複利運用と単利運用ではこのような差が生まれるのでしょうか?

複利と単利の利息の付き方

例えば1000万円を5%で運用すると、50万円が利息・利益として入りますよね。

単利の場合は、この利息関係なしに毎年1000万円という元本に対してのみ利息がつくため、毎年受け取る利息は決まって50万円。単純に50万円が積み上がっていくというわけですね。

一方、複利の場合は元本+利息に対して新たな利息がつきます。はじめは1000万円に対する5%でしたが、2年目には利息を含んだ1050万円に対する5%、3年目には1102.5万円に対して5%…と、元本そのものがどんどん大きくなっていくんです。

では、複利を計算するときに必要な計算式と、もっと手軽にシミュレーションできるサイトを続けてご紹介します。

複利計算の方法1:72の法則

複利計算の式は以下の通り。

投資元本+(投資元本×利回り)=新たな投資元本

1000万円を利回り5%で運用する場合、1年目に受け取れるのは50万円ですよね。それを式に表すと以下のようになります。

10,000,000+(10,000,000×0.05)=10,500,000

2年目は10,500,000円が元本なので、次のような式が出来上がりますね。

10,500,000+(10,500,000×0.05)=11,025,000

以上のように投資元本の部分を増やしていくことで無限に計算ができますが、いちいちこの式で計算するのはちょっと手間ですよね。

そこで覚えておきたいのが、72の法則。この計算方法を用いると、今ある資金を複利運用で2倍にするのに必要な年数を暗算で算出できますよ。

計算式は、

72÷利回り=年数

と、とっても簡単。

例えば利回り5%の運用で資金を2倍にするためには、

72÷5=14.4

であることから、1000万円を2000万円にするには約14年かかるということがすぐに分かります。

複利計算の方法2:シミュレーター

インターネットが発達した今の時代、簡単にシミュレーションできるサイトも多数あります。

ここでは、計算サイト「Ke!san」をご紹介します。

Keisanサイトトップページ

(引用:Ke!san 複利と単利の違い

こちらのサイトでは、

元金=運用するお金
利子率=目標の利回り数値
年数=運用する期間

を入れるだけで、簡単に複利で運用した際の効果をチェックすることが可能。

単利との比較もでき、手軽に使えるのでおすすめです。

複利運用の例

複利運用が何かを押さえたところで、では、実際の投資においてどのように運用すれば複利運用ができるのか、代表的な投資方法である投資信託と株式投資の場合を例に見てみましょう。

分配金再投資型の投資信託

簡単に複利の効果を得られるのが投資信託です。

中でも分配金を都度受け取るものではなく、分配金が元本に組み込まれていく再投資型のファンドを選ぶと複利効果を感じやすいでしょう。

分配金を受け取る=単利
分配金は投資元本に組み入れる=複利

と考えていただければ大丈夫です。

投資信託の中には分配型と再投資型を選択出来るものや、どちらか一方のみの設定となっているものがあるので、気になる商品があったら先に調べておくようにしましょう。

株や債券における複利運用

株式において、投資信託の分配金にあたるのが配当金です(中には無配当銘柄もあります)。

この配当金を使って再度株式を購入することで複利の効果を得られるのですが、投資信託のように自動的に配当金を投資元本に組み入れてくれるシステムではありません。

配当金は証券口座か指定の銀行、もしくは郵便局で受け取る必要があるため、再投資をする場合には再度自分で注文を出すという手間がかかってしまいます。

また、株式投資には売買単位(現在は100株)があります。この売買単位があることによって、投資信託のような柔軟性のある買い方が少し難しくなってしまうことも。

(例)
1株2000円の株を1000万円分購入した場合、保有株数は5000株になります。配当金が1株あたり100円だったとすると、もらえる配当金は50万円です。

その後株価が変わらず2000円だったとすると、貰った配当金50万円で株を買う場合、買える株数は50万円÷2000円=250株。しかし、売買単位は100株なので50株の部分は現金として保有することになります(配当金にかかる税金は説明のため省略)。

入ってきた配当金は全て再投資に回したほうが複利効果が高まりますが、株式の場合は売買単位が存在するために、配当金額ぴったりで株を買うのが難しいというわけです。

そのため、株式投資で複利運用の効果をより高めるには、配当金+新たな資金も投入して単位を満たす必要があります

株と同じく債券も最低投資額が決まっており、債券のみを買い増していく複利運用は少し難しいため、受け取ったお金を使って投資信託や別の商品を買い増していく等の工夫が必要でしょう。

投資前に知っておくべき注意点

では最後に、手元の1000万円を安全に運用するために知っておきたいポイントを3つご紹介します。

1.集中投資を行わない

元本が大きいほど期待できるリターンも大きくなります。しかし、1000万円を1つの投資先へまとめて投資を行うとどうでしょうか?

プラスが出れば万々歳ですが、マイナスが出た場合は…?また、投資先が倒産してしまったらとんでもないことになってしまうのは簡単に想像できますよね。

そこで押さえておきたい投資の基本の一つが分散投資。特にまとまった資産は、最低2つ以上の投資先へ分散して投資を行えると良いでしょう。

全ての投資先でプラスが出れば最高ですが、一部の投資先でマイナスがでてしまっても他の投資先でプラスを出せれば上手に損失を補填できます。
分散投資
(引用:金融庁

分散投資先を検討する際は銘柄だけでなく、投資先の地域や通貨、積立投資のように投資時期の分散も徹底すると安心。どの金融商品にいくら投資するかを整理したポートフォリオを作成し、投資先を見える化して確認することをおすすめします。

2.長期投資を心がける

長期目線で投資することで、

  • 収益が安定しやすくなる
  • 複利効果が増大する

というプラスの効果が期待できます。

choukitoushi
(引用:みずほ証券

上の図で運用期間が長いほど元本割れリスクが低下しているように、長期投資では収益の幅が比較的小さくなり、安定した運用がしやすくなります。

また、既出の通り、複利運用ですと年数を重ねるごとに資産が増える速度がぐんぐん加速するため、より効率的な資産形成も期待できます。

このように資産運用は複利投資長期運用で効率化を図れることから、可能であれば最低でも5年以上の長期スパンで投資プランを考えられると良いでしょう。

3.ギャンブル的な投資をしない

1000万円というまとまった資産の運用は安全第一で行う必要があります。

大切な資金を失わないためにも、他人の助言や、自分の勘を信じて一か八かのトレードを1000万円という大金で行うのは絶対に割けたいものです。

特に今回紹介したFXや最近話題の仮想通貨などは、高利回りも期待できる一方値動きが激しくギャンブル感覚ではまってしまう人が多いのも事実。資産運用には、自分を律する力も必要となってきます。

ギャンブルと資産運用を分けて考え、しっかりと落ち着いて投資を行える自信がない方は、自分で運用せずヘッジファンドなど、プロに任せることを考えても良いでしょう。

まとめ

さて、今回は1000万円を運用するには利回り何%で運用するべきか?また、利回り別おすすめの運用方法をご紹介しました。

人によって1000万円の資産運用を行う目的や意味合いはもちろん、貯蓄・貯金額からライフスタイルまで様々ですので、どの運用方法で利回り何%を狙うのが正解!とは断言できません。

しかし、どんな運用方法を選択するにしても、リスク管理を徹底しながら大切な資産を減らさずに増やしていきましょう

また、今回筆者おすすめの投資先としてBMキャピタルをご紹介しましたが、中にはヘッジファンドについていまいちピンと来ない方もいらっしゃるかと思います。

身近な運用方法である投資信託とヘッジファンドを比較してまとめた記事もあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
ご自身のライフステージや資産状況にあわせて、狙う利回りを正しく選択できると良いですね。くれぐれも、無理は禁物ですよ!
ABOUT ME
はる
某大学の経済学部を卒業後、新卒で某大手証券会社へ就職。運動部さながらの日々をなんとか耐え抜き、結婚を機に退職。かわいい双子の子育て(証券より大変なんですケド・・)をしながら主婦投資ブロガー/ライターとして幅広く活動しています。お金に無関心な旦那に、投資の心得を叩き込み中。FP2級/一種外務員資格保有。
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