投資の基本

1000万円を10年運用したらいくらになる?利回り別に徹底解説

3%、5%、10%の利回りで1000万円を資産運用したらいくらになるか?

資産運用方法と言っても数知れず。運用方法によって、期待できる利回りも異なります。そうなると、1000万円というまとまった資産の運用を行う際には、どれくらいの利回りで運用するべきなのか気になりますよね。
そこで、ここでは主婦投資ブロガーのはるが1000万円を1%以下、3%、5%、10%以上の利回りで運用した際の築ける資産額と、各利回りのおすすめ運用方法、まとめとして実際どれくらいの利回りで運用すべきなのかをまとめました。
これから、1000万円クラスのまとまった資金の運用のお考えの方におすすめの記事です。

主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
元本の大きさはリターンに比例することから、1000万円も運用資金があれば、適切な利回りで運用を行うことである程度まとまったリターンが期待できるはず!
  • ご自身の取れるリスクに合わせて適切な利回りを選択する。
  • 1000万円クラスの大型資産は、計画的に運用すればまとまったリターンを狙うことも可能。

投資における利回りとは?

資産運用関連サイトを見ていると、利回り、利回りと何気なく使われているこの言葉。その意味をしっかり理解している人は、少ないかもしれません。利回りとは、投資した金額に対する年単位の収益の割合のことを示します。ざっくり言うと、1年間投資して、投資額に対して何%のリターンを得られるかということです。また、厳密に利回り計算を行おうとする場合には、税金など投資にかかったコストも考慮する必要があります。

また、利回りを利率と勘違いしてしまう方がいらっしゃいますが、利回りと利率は別物です。利率は、純粋に投資元本につく利子のみを計算します。例えば、1000万円を半年間運用して50万円の利益が出たとします。残りの半年は1000万円に利益分の50万円を足した1050万円で運用を行い更に50万円の利益が出たら、利回り10%で運用を行ったことになります。いかがでしょうか?

ちなみに、後者の投資元本に利益分を組み入れながら、運用を行う方法を「複利運用」と言います。複利運用についてはこの記事に最後の項目で、詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください。

運用方法を選ぶときに利回りを意識する意味

さて、1000万円の資産運用方法を選ぶ際には、その金融商品の期待利回りに注目して選ぶことになります。金融商品によって期待できる利回りは様々。以下、代表的な金融商品の期待利回りをまとめてみました。もちろん、運用のやり方によって出せる利回りは変わってきますが、参考までに目を通して見てください。

金融商品の期待利回り一例
銀行の定期預金0.01%
個人向け国債0.05%
株式投資5~7%
投資信託3~5%
不動産投資4~5%
ヘッジファンド10%
FX?~無限
仮想通貨?~無限

金融商品は、運用の目標金額から逆算し目標を達成できそうな利回りの商品を選択することになります。例えば、1年間で1000万円を倍にしたいという人が、利率が1%にも満たない定期預金でちまちま運用していては、いつまで立っても目標金額を達成することはできませんね。FXや仮想通貨で、大きなリスクを取り、ギャンブル的なトレードをするしかないでしょう。

ここで、知っておいてほしいのが、利回りの大きさとリスクは比例するということ。大きなリターンを狙えるような商品は、その反面予想と反対の値動きをすれば予想外の損失を被る可能性があります。自分の年齢や置かれた状況に応じて、取れるリスクと増やしたい金額を天秤にかけ、自分にぴったりの金融商品で運用を行えると良いですね。

利回り別!築ける資産額とおすすめ運用方法

さて、ここまで利回りとは何か?1000万円の運用方法を選ぶ際に、利回りに注目するべき理由について紹介してきました。ここからが本題、1000万円を1%以下、3%、5%、10以上%の利回りで運用した際の築ける資産額と、各おすすめの運用方法を紹介していきます。

1%未満

運用にリスクは取りたくないという人は、利回り1%未満と欲張らない運用を行うことを考えると良いでしょう。今回は銀行の定期預金を想定し、1000万円を利回り0.01%で10年間運用を行うと、いくらに増えるか見てみます。

利回り1%で1000万円を10年間運用
年数元利合計利息
1年目10,001,0001,000
2年目10,002,0002,000
3年目10,003,0003,000
4年目10,004,0014,001
5年目10,005,0015,001
6年目10,006,0026,002
7年目10,007,0027,002
8年目10,008,0038,003
9年目10,009,0049,004
10年目10,010,00510,005

いかがでしょうか?10年で、約10000円。全く運用しないよりは、10000万円でも増えたほうが嬉しいですから、運用する価値がないとは言いませんが、少し物足りないと感じられた方が多いはず。

利回り1%未満の金融商品

―定期預金
一番身近な資産運用商品である、定期預金は銀行で簡単に始めることが可能です。基本的には満期まで(3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、3年、4年、5年、7年、10年などを選択可能)保有していれば、元本保証で直接的に損をすることはありません。しかし、先述した通り、まとまった利回りは期待できませんので、可能な限り高利率な銀行に預けるなどの工夫はしたいところ。比較的、実店舗を持たいないネット銀行の定期預金が高利回りとなっています。

おすすめの高利回りなネット銀行
銀行名1年3年5年
オリックス銀行0.20%0.30%0.35%
楽天銀行0.03%0.03%0.03%
SBI銀行0.020%0.020%0.020%

―個人向け国債
個人向け国債も、基本的に1000万円を元本保証で資産を減らさずに、運用していくことが可能です。個人向け国債の最低金利は、0.05%。1000万円を10年間最低金利で運用したと考えると、5万円ほどの利益を期待できそうです。そんな個人向け国債は固定金利3年、5年ものと変動金利10年ものの3種類。将来金利が上昇すると考える方は、変動金利10年物で運用を行えば、思わぬリターンを手にする可能性もないとは言えませんね。

手元の1000万円をマイホームの建設費用やお子様の学費などで10年以内に使う必要ある方は、年利1%未満の運用で資金の使用時期が来るまで、減らさずに少しでも増やしておけると良いでしょう。

3%

手元の1000万円は10年以上は使う予定がないという方は、少し攻めて年利3%ほどの運用を考えることもできます。1000万円を利回り3%で10年間運用を行うと、いくらに増えるか見てみます。

利回り3%で1000万円を10年間運用
1年目10,300,000300,000
2年目10,609,000609,000
3年目10,927,270927,270
4年目11,255,0881,255,088
5年目11,592,7411,592,741
6年目11,940,5231,940,523
7年目12,298,7392,298,739
8年目12,667,7012,667,701
9年目13,047,7323,047,732
10年目13,439,1643,439,164

10年で、約300万円弱。新車一台買える金額は、作れそうですね。このくらいのペースでお金を増やしていければ、資産運用を行っている実感を得られそうですね。

利回り3%未満の金融商品

―投資信託
JPX日本取引所グループの株式平均利回り(2019年8月)のデータによると、ざっくり2~3%程。日本株にまんべんなく投資を行う投資信託へ投資を行えば、利回り3%程を得られることが予想できます。ファンドを購入するだけでその後の運用はプロにおまかせできる投資信託ですが、その種類は多種多様。一般的に、投資対象が国内より海外のもの、債券よりも株式のものはハイリスクハイリターンと言われています。

―ロボアドバイザー
投資者の代わりに資産運用をAI(人工知能)が代わりに行ってくれる、ロボアドバイザー。最大手 Wealthnavi(ウェルスナビ)の過去一年間の運用成績を見ると、リスクを一番取らないリスク許容度1の運用方法で+2.2%。取るリスクにより、期待できるリターンも大きく変わってきますので、AIに許容リスクを正しく判断してもらうためにも、運用方法の診断を受ける際には正直に質問に回答したほうが良いですよ。

Wealthnavi(ウェルスナビ)の過去一年間の運用成績
(引用:Wealthnavi(ウェルスナビ)過去一年間の運用成績

ある程度まとまったリターンを期待したい方は、投資信託やロボアドバイザーでの運用をおすすめします。両方法とも、基本的には運用は投資のプロやロボット(AI)におまかせできる点で、投資に失敗するリスクを抑えながらも、1000万円を利回り3%ほどで積極的にお金を回していけるでしょう。

5%

さて、どんどん期待利回りは上がり続いては利回り5%です。利回り5%ともなれば、ミドルリスク・ミドルリターンな運用が可能ですね。早速、1000万円を利回り5%で10年間運用を行うと、いくらに増えるか見てみます。

利回り5%で1000万円を10年間運用
1年目10,500,000500,000
2年目11,025,0001,025,000
3年目11,576,2501,576,250
4年目12,155,0632,155,063
5年目12,762,8162,762,816
6年目13,400,9563,400,956
7年目14,071,0044,071,004
8年目14,774,5544,774,554
9年目15,513,2825,513,282
10年目16,288,9466,288,946

10年で、約600万円弱。中古でそこそこのマンションが買えるくらいは、資産を増やせそうですね。マイホームの購入など、10年後に大きな出費が伴う夢をお持ちの方は、年利5%程は欲しいのが素直なところだと思います。

利回り5%未満の金融商品

―株式投資
現在(2019年9月)東証一部の株式益回りは約7%、平均配当利回り2%程ですので、日本の上場企業の株式にまんべんなく投資を行ったとして、平均で4~5%程の利回りが期待できそうです。
(参照:日本経済新聞 国内の株式指標

株式投資と一言で言っても、投資手法によって期待できる利回りは異なります。テンバガー株(10倍株)と呼ばれる成長株へ投資ができた場合は、利回り5%は軽く超えてしまうでしょう。また、手堅く年利3~5%ほどの配当金狙いで投資を行うこともできますね。ご自身の取れるリスクに合わせて、1000万円のトレード手法は選択したいところです。

―不動産投資

投資の王道、不動産投資。日本不動産研究所 第40回 不動産投資家調査のデータによると、当右京都心のビルに投資した際の期待利回りはざっくり4~5%程となっています。地方物件に目を向ければ、利回り6%以上とより高利回りな物件も見受けられますが、地方の場合は入居者が集まりにくく空室のリスクを負う可能性もありますので、ローンを組むなりして都心の物件に投資を行うのがおすすめです。


(引用:日本不動産研究所 第40回 不動産投資家調査

1000万円の投資を本格的に行うなら、利回り5%程を狙っていくことになります。しかし、このあたりからは期待できるリターンは大きい反面、おおきな損失が生じるリスクも同時に背負うことになります。リスク管理には、十分すぎるほど注力したいところです。

10%以上

さて、最後に紹介するのは利回り10%以上です。利回り10%ともなれば、投資のプロ並みの運用手腕が求められます。早速、1000万円を利回り10%で10年間運用を行うと、いくらに増えるか見てみましょう。

利回り10%で1000万円を10年間運用
1年目11,000,0001,000,000
2年目12,100,0002,100,000
3年目13,310,0003,310,000
4年目14,641,0004,641,000
5年目16,105,1006,105,100
6年目17,715,6107,715,610
7年目19,487,1719,487,171
8年目21,435,88811,435,888
9年目23,579,47713,579,477
10年目25,937,42515,937,425

いかがでしょうか?10年で1千万弱と、倍以上に増える計算になります。こうなると、資産運用は大成功と言えますが、投資の素人が年利10%で資産をまわすのは簡単なことではありません。

利回り10%未満の金融商品

―FX(外国為替証拠金取引)
2つの国の通貨の売買を行い、そのレートの差で利益を出すFX投資。その特徴は、レバレッジと言って、自己資本を担保に借り入れを行い投資元本を増やしてトレードを行えること。例えば1000万円に2倍のレバレッジを掛けて2000万円のトレードを行って利益が出た場合、元本を2倍に増やしたために得られる利益も2倍。国内FX会社であれば、レバレッジは最大25倍、海外FX会社であれば~1000倍までと、上手に活用すれば資産を一気に何倍にも増やせる可能性があります。

主婦投資ブロガーはる’sメモ

お気づきの方も多いと思いますが、レバレッジをかけて元本を増やしている分、予想と反対の値動きをすれば出る損失もレバレッジを掛けた分だけ大きくなります。目先の利益に目をくらませて、借金を作ってしまった・・・なんてことのないように、リスクをしっかり理解した上で取り組むことが大切です。

―ヘッジファンド
1000万円クラスの大金を10年間の間年利10%で運用し続けられる人なんて、もう投資のプロと言って良いレベルです。と入っても、今から自分で努力して投資のプロになるのは現実的ではありませんので、既に投資のプロであるヘッジファンドのファンドマネージャーに運用を任せてししまうのもおすすめです。普段から何十億、何百億という大きなお金を動かしてきた投資のプロが、リスクを抑えながらも年利10%ほどという高利回りで運用を行ってくれます。

10年間の運用ともなれば、記憶に新しい2018年の世界同時株安のように相場が最悪に悪い年も出てくるでしょう。そんな中、年利10%はもちろんマイナスを出さずに運用し続けるのは素人には難易度が高すぎるので、ヘッジファンドなどを利用し投資のプロに運用をおまかせしてしまうことは有効だと言えますね。

1000万円を投資初心者が運用するなら

さて、ここまで1000万円を1%以下、3%、5%、10%の利回りで運用した際の築ける資産額と、おすすめ運用方法、まとめとして実際どれくらいの利回りで運用すべきなのかをまとめてきました。

ここまでを踏まえ、自身で運用するなら年利3%で長期的に手堅く運用するのがおすすめです。また1000万円の元手を生かして積極的にリターンを狙って行きたいのであれば、ヘッジファンドで投資のプロに運用をおまかせしてしまうのが良いでしょう。

ここでは、手元の1000万円を自身で運用したいとお考えの方の為に、1000万円を投資の初心者が運用する際に注意したいポイントを3つ紹介しておきます。

1、集中投資を行わない

元本が大きければ大きいほど、期待できるリターンは大きくなります。と入っても、1000万円を1つの投資先へまとめて投資を行った場合はどうでしょう。プラスが出れば万々歳ですが、マイナスが出た場合は・・・また、投資先が倒産してしまったらとんでもないことになります。

投資の基本は分散投資。特にまとまった資産は、最低2つ以上の投資先へ分散して投資を行えると良いでしょう。全ての投資先でプラスが出れば最高ですが、一部の投資先でマイナスがでてしまっても他の投資先でプラスを出せれば上手に損失を補填できます。

2、長期投資を心がける

今回は1000万円を10年間各利回りで運用した場合に築ける資産額を、シュミレーションしてきました。ここで、10年間と言う長期スパンでの投資を前提として話を進めてきたのには、複利効果の恩恵を受けながら運用を行うことを前提としていたからです。

複利効果とは本記事の前半で説明したとおり、投資で得た利益を元本に組み入れながら運用を行っていく投資方法です。以下、1000万円を年利3%・単利(投資元本に出た利益を組み入れずに運用)と複利でそれぞれ運用した際の資産額の推移を示したグラフです。

複利と単利では10年間で、40万円近く築ける資産額に違いが出ています。また、複利投資の場合、年数を重ねるごとに資産が増える速度がぐんぐん加速しているのがわかるでしょう。資産運用は複利投資x長期運用で効率化を図れることから、可能であれば最低でも5年以上の長期スパンで投資プランを考えられると良いでしょう。

3,ギャンブル的な投資をしない

1番にも準じる内容ですが、1000万円というまとまった資産の運用は安全第一で行う必要があります。他人の助言や、自分の勘を信じて一か八かのトレードを、1000万円という大金で行うのは絶対に割けるべきです。とくに今回紹介したFXや最近話題の仮想通貨などは、値動きが激しく賭け事の要領ではまってしまう人が多いのが事実。

ギャンブルと資産運用を分けて考え、しっかりと落ち着いて投資を行える自身がない人は、自分で運用せずヘッジファンドなどでプロに任せることを考えたほうが良いでしょう。資産運用には、自分を律する力も必要となってきます。

利回り・リスクから運用商品を吟味

さて、ここまで1000万円を運用するには利回り何%で運用するべきか?また、そのおすすめの運用方法について見てきました。人によって1000万円の資産運用を行う目的や意味合いは異なりますので、どの運用方法で利回り何%を狙うのが正解!とは断言できません。しかし、どんな運用方法で運用するにしても、リスク管理はしっかり行い、まとまった元本を活かし減らさずに増やしていけると良いでしょう。

主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
ご自身のライフステージや資産状況にあわせて、狙う利回りを正しく選択できると良いですね。くれぐれも、無理は禁物ですよ!
ABOUT ME
はる
某大学の経済学部を卒業後、新卒で某大手証券会社へ就職。運動部さながらの日々をなんとか耐え抜き、結婚を機に退職。かわいい双子の子育て(証券より大変なんですケド・・)をしながら主婦投資ブロガー/ライターとして幅広く活動しています。お金に無関心な旦那に、投資の心得を叩き込み中。FP2級/二種外務員資格保有。
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このまとまった資産・・さて、どう運用しよう。

元証券ウーマンならではの目線で、1000万円クラスのボリュームのあるお金の初心者向け運用方法を実体験を踏まえてランキング形式でまとめました。これから、まとまった資産の運用をお考えの方は必見のコンテンツです。

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