銀行預金額が1000万を超えたらどうするべきか迷いますよね。そのお金をそのまま預金するべきなのか?何か他に使うべきか?
貯金が1000万を超えたらその資金を減らさないだけではなく、有効活用して資産を増やしたいと考えている方も少なくないはず。しかし、間違った預金方法や投資方法をしてしまうと気付かぬ間に資金が減っていたなんてことも。
せっかく1000万という大金を貯金したのに、方法を間違えたまでに損をしてしまうのは非常にもったいないです。
そこで今回は貯金が1000万を超えたらやるべき事や1000万円のおすすめの投資方法をご紹介します。
目次
貯金が1000万円貯まったらどうする?やるべき3つの事
では早速、貯金が1000万円を超えたらやるべきことからご紹介します。貯金1000万円を超えたらするべき事は以下の3つです。
1.資金管理
2.銀行口座を分け
3.余剰資金で投資の検討
それでは1つずつ確認していきましょう。
1.まずは資金管理から
貯金が1000万円貯まったらまず行うことは資金管理です。
家庭の資金は大きく以下の3種類に分類することができます。
①生活防衛資金
万が一の事態に備える資金(怪我や事故、災害など)
②準備資金
近い将来に出費する予定の費用(住宅購入費や教育費など)
③余剰資金
貯金から生活防衛資金と準備資金を差し引いた資金
貯金が1000万円を超えたらその全額をまとめて管理するのではなく、生活防衛資金や準備資金は別に管理しましょう。
これらの資金は家族の構成や状況など、家庭によって準備する額も大きく異なる為、一概にいくら必要かを提言することはできません。
ご自身の家庭がどの項目にどの程度の資金が必要なのか今一度検討し、必要項目ごとに振り分けて資金を確保しておくことをおすすめします。
2.銀行口座を分けてペイオフ対策
貯金が1000万円を超えるとペイオフの対象外になるので、銀行口座を分ける必要があります。
ペイオフとは、金融機関が破綻した場合に預金保険機構が預金者に預け金の1000万円とその利息分までを返金してくれる制度のこと。
保護超過分が必ず支払われないわけではないですが、金融機関の状況次第で払い戻しは減額される可能性があります。1000万円を超える貯金は別の銀行で管理しましょう。
ちなみに同じ金融機関に複数の口座がある方は、それらを合算して元本1000万円までの保証となります。少し手間がかかるかと思いますが、必ず別の銀行で口座開設をしましょう。
ここで注意していただきたいのが、金融機関が合併する可能性です。1000万円を別の銀行で管理していても、それらの銀行が合併すると同じ銀行に口座を持っていることになります。
3.余剰資金で資産運用を検討しよう
余剰資金(貯金から生活防衛資金と準備資金を差し引いた資金)にある程度の余裕がある方は、投資の検討をしましょう。
銀行預金も一種の投資ですが、現代は銀行預金の金利が1%にも満たない非常に低金利の時代です。銀行預金以外にも資産を分散させる視点を持ちたいものです。
1000万円もの貯金があれば投資できる商品の選択肢も多岐に渡りますし、分配金や商品の値上がり益が手に入る可能性もあります。今後も資産をしっかりと積み上げていくためにも投資の検討をおすすめします。
預金1000万円で税金がかかるは本当?
ここで余談にはなりますが、預金額が1000万円を超えると特別な税金や費用がかかるのではないか?と不安の声を度々拝見するので、税金について少し触れておきますね。
結論から言うと、1000万円を超えたからと特別に預金に税金がかかることはありません。
貯蓄にかかる税金は、受取利息や売却益など、お金が増えた分に対してのみに課せられます。
具体的には預金によって得られる受取利息(利子所得)に対しては、所得税と復興特別所得税15.315%(国税)+住民税5%(地方税)の合計20.315%が課税されます。
銀行口座に眠らせていては損!?投資すべき2つの理由
1000万円の貯金を銀行に預けたままでいると資金がほとんど増えないだけではなく、その資産価値が下がる危険性があることをご存知でしょうか?
現代の日本において銀行預金だけでは大切な資産を守ることは非常に難しく、預金の一部を投資に回す必要があります。ここではその理由について詳しく解説していきます。
1.インフレでお金の価値が下がる可能性がある
インフレとは物の価値が上がり、お金の価値が下がることを意味します。
日本銀行は2013年1月に「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これをできるだけ早期に実現するという約束をしています。
日本銀行は、2013年1月に、「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これをできるだけ早期に実現するという約束をしています。
引用:日本銀行「金融政策」
インフレになると、以前より多くのお金を払わなければ同じモノが買えなくなってしまい、それだけお金の価値が下がってしまうことになります。
例えば日本銀行が掲げる物価上昇率2%で考えてみましょう。100万円の車は、1年後に同じ品質のまま102万円に。2年後は102万円から2%上昇して104万400円に。3年後はさらに104万400円から2%上昇し…というように少しずつ物価が高くなっていきます。
このように、現時点では購入できる物も将来的には購入することができなくなってしまい、せっかく貯めた1000万円も実質的には価値が目減りしていることになってしまうのです。
2.銀行預金ではほとんど金利がつかない
一昔前までは、銀行にお金を預けていても今よりもずいぶん高い金利で収入が得られましたが、現代において銀行預金ではほとんど利息がつきません。
銀行の預金金利は2016年以降、普通預金で0.001%、定期預金で0.01~0.02%程度です。
仮に1000万円を年利0.001%で1年間預金した場合、利息は100円。税引後は80円です。0.02%の金利でも2000円、税引後は1594円程度です。
通常、インフレが起こると同時に銀行の金利も上がります。しかしゼロ金利政策が続いた場合、年間2%の物価上昇に対して預金金利の上昇が追いつかないことも想定されます。となれば、インフレが起こったとしても預金金利は上昇せず、資産だけが実質的に目減りしてしまう事になります。
1000万円というまとまったお金がああるにもかかわらず、それを低金利である銀行預金に預けていては非常にもったいないですよね。
それでは資産を守るためにはどうしたらいいのでしょうか?その一つの解決策が、インフレ率を超える事を目標に投資で資産を運用することです。
貯金1000万円の投資方法4選
投資すると決めたはいいものの、貯金が1000万円もあれば投資の選択肢の幅がかなり広く、自分にあった投資方法を選ぶのも大変ですよね。
そこで今回は初心者の方も手軽にできる投資方法4選をご紹介していきたいと思います。
1.国債

国債とは、国が発行している債券のことです。
国債を購入することで投資者は国にお金を貸していることになり、満期が来ると元本に利息がついて戻ってきます。
個人が購入できるのは個人向け国債は1万円から購入可能で、債券を購入して一定期間保有し満期が来ると元本に利息がついて戻ってきます。
国が破綻しない限りお金が返ってこないことはないので、元本保証の商品が良い方には最適の投資方法です。ただし、金利は約0.05%と非常に低いので、資産をしっかり増やしたい方にはおすすめできません。
・国による元本保証で安心
・銀行や証券会社で手軽に購入できる
・金利が低くほとんど増えない
・運用開始1年が過ぎないと解約不可
2.保険

保険には貯蓄の機能がついた貯蓄型保険があります。
貯蓄型保険に入り、一定の年数以上保険料を収め続けると満期時に収めた保険料以上のお金が戻ってきます。この貯蓄型保険には代表的な終身保険以外に、入学や卒業のタイミングで保険金を受け取る学資保険などがあります。
運用をしながら、いざという時に保障がおりる保険商品はとにかく長期的に手堅く1000万円の資産運用をしたい方には適しているでしょう。ただしこちらも年間利回り1%以下の商品が大半なので、大きな利益を見込むのは難しい商品です。
・保険会社で簡単に手続き可能
・いざという時に保障が下りる
・加入期間が長く資金の流動性が悪い
・満期前に解約すると元本割れの可能性
3.投資信託

投資信託は、投資信託ファンドを購入すれば、投資のプロが複数の投資先に分散投資してくれる金融商品です。
国内株だけでなく、海外株に投資するファンドなど約6000本以上のファンドから選ぶことが出来ますし、運用をプロに完全に任せられる点では初心者の方に特におすすめです。
ただし注意していただきたいのが、投資信託は運用成績の良し悪しに関わらず固定の手数料が発生してしまうことです。
利益が出れば良いですが、損失が出た場合にも手数料は発生してしまいます。手数料が引かれても手元にしっかり利益が残るだけリターンを出しているファンドを見極めて選択する必要があります。
手間と時間を掛けずに分散投資できる
・まとまったリターンを狙いに行ける
・証券会社やネットで手軽に購入可能
・割高な運用手数料が発生しがち
・相場が悪い時は利益を出しにくい
4.ヘッジファンド

ヘッジファンドは資産を預けるだけで、リスク管理から運用までを投資のプロに一括でお任せできる運用商品です。
投資信託と形態は似ていますが、投資信託よりも運用の規制が少なく、ファンド独自の戦略で難しい”ハイパフォーマンスを目指すことができます。
最低投資額は1000万円~程と高額なので投資の敷居は少し高いかもしれません。しかしその分、相場状況に合わせて投資信託よりも自由な運用が可能で、下落相場にも柔軟に対応できるため、年利10%~とプロだからこそ実現できる高利回りも狙えます。
1000万円のまとまったお金を積極的に運用したい方にはおすすめです。
・投資のプロに完全に資産運用を任せられる
・まとまったリターンを狙いに行ける
・自分で投資するより失敗しにくい
・下落相場でも利益を狙える
・まとまった手数料が発生する
・最低投資額が1000万円と高額
投資初心者におすすめ!貯金を効率的に増やすには
1000万円を効率的に増やすにはヘッジファンドへの投資がおすすめです。
ヘッジファンドは、
・運用の自由度が高く様々な投資戦略が採れる
・投資のプロに運用を完全にお任せできる
・ハイパフォーマンスを目指せる
・運用成果が出なければ高額な手数料が必要ない
と、1000万円以上の資金を確保できる方にとっては非常に魅力的な投資商品です。特に投資初心者の方にとって、難しい投資の知識習得などに手間や時間をかけずにプロにまるっと運用をお任せできる点でもおすすめできます。
そんなヘッジファンドも日本国内に数多くありますが、今回はその一例BMキャピタルをご紹介します。

運用開始 | 2013年 |
投資対象 | 日本株式(バリュー株) |
年間利回り | 10%~20% |
最低投資額 | 1000万円 ※1000万円以下も相談可 |
おすすめ ポイント |
・年平均リターン10%以上 ・過去マイナスを出した年ゼロ ・運用期間が長く投資者対応もスムーズ ・投資初心者向けのヘッジファンド |
注意点 | 海外資産に分散投資するには他ファンドと 組み合わせる必要がある |
公式サイト | BMキャピタル公式サイト |
日本国内のおすすめヘッジファンドは「BMキャピタル(ビーエムキャピタル合同会社)」。
2013年創業の日本では老舗のヘッジファンドで、安定した運用成績を出し続けているおすすめ日本国内のヘッジファンドです。
BMキャピタルの最大の魅力は高リターンと徹底したリスク管理力で、ファンド組成以来の年間利回りはなんと約10%~20%。
高いパフォーマンスに加え、過去に一度もマイナスを出した年がないなど安定した運用に定評があります。
BMキャピタルは、公式サイトからのお問合せや資料請求ができ面談も無料。過去の運用成績や投資手法なども投資初心者向けに分かりやすく説明してくれます。
投資のハードルが高いと感じられる方も情報収集として、まずは資料請求や面談を行ってみてはいかがでしょうか。
BMキャピタルについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご参考ください。

貯金が1000万円を超えたら投資を考えよう
今回は貯金が1000万円を超えたらやるべき事をご紹介しました。
繰り返しにはなりますが、貯金が1000万円貯まったらまずは資金と口座の管理を行いましょう。そして余剰資金は投資の検討をしてみてください。
投資するとしないとではその後の貯金額の差は歴然です。貯めた資金をうまく運用して資産を増やしていきましょう。
当ブログでは他にも1000万円の投資方法についてご紹介していますので、気になる方はこちらも参考にしてみてください。

この度投資初心者が、1000万円クラスのまとまったお金を運用する前に絶対に押さえておきたいポイントを外部の先生のお力も借り1記事にギュッとまとめました!
- これからまとまった元本で投資を始めたい方
- 手元の資産の運用法で迷っている初心者の方
投資額の大小に関わらず、役に立つこと間違いなしの記事ですので是非皆様の資産運用の勉強にご活用下さい!