ヘッジファンド

ヘッジファンドとは?意味や特徴、メリットデメリットをわかりやすく説明

やさしく簡単に解説!今さら聞けないヘッジファンドとは?

世界の金融市場に大きなインパクトを与えるヘッジファンド。

ニュースなどでも、ヘッジファンドの影響により株価が乱高下した等の報道がよくされますよね。

旦那氏
旦那氏
ヘッジファンドとは何かよくわかっていないけど、あまり良いイメージないなぁ。
主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
そうね、でもヘッジファンドは悪いことばかりしているわけではなく、市場には必要な存在よ!

この記事では「ヘッジファンドとは何ですか?」という疑問に対し、ヘッジファンドが誕生した背景や意義、ヘッジファンドが市場に与えるインパクト等など、簡単にわかりやすくご紹介。

ヘッジファンドとは何か詳しく知りたい方は必見です!

  • ヘッジファンドとは元々資産を守るために生まれたもの
  • 日本籍のヘッジファンドもある
  • 筆者おすすめの日本籍ヘッジファンドは年利10%以上

まずはそもそもヘッジファンドとはどんなものなのかから簡単に解説いたします。

ヘッジファンドとは?

ヘッジファンドの「ヘッジ」とは、リスクに対する予防線(バリア)を張っておくことを指します。

由来

元々はヨーロッパの王族らが自身の財産を後世に残すため、「減らさないよう」運用をしたのが始まりと言われています。

今でこそヘッジファンドと言えば圧倒的なリターンを出す組織というイメージがありますが、こういった徹底的なリスク管理を基本に取引・運用しているファンドがほとんどです。

このように攻めだけの投資ではなく、守りに対しても積極的なのがヘッジファンドの特徴・メリットと言えます。

現在

現在のヘッジファンドも本来のヘッジファンドと本質自体は変わっていません。

また、富裕層が資産の預け先として選ぶのも共通認識として変わっていませんが、現在のヘッジファンドはリターン重視であると言えるでしょう。

昔はリターンが少なくても減らなければ良いという考え方でしたが、現在ではリターンが少なければ評価されない風潮にあります。

現代型ヘッジファンドの中でも一番初めに設計されたと言われるのが、「バリュー投資の父」と呼ばれるベンジャミン・グレアムというプロの投資家によるヘッジファンド。

企業の実態価値より市場での評価(株価)が大幅に安くなっている銘柄を見つけて投資し、市場で適正な評価がされたところで売却するというバリュー投資。リターンが出るまでに時間がかかる可能性こそあるものの、既に低い株価で買っているため、損失リスクが低く抑えられるなどのメリットがあります。

また、「待つ」だけの投資ではなく、企業に対して価値を高めるよう積極的に働きかけたりする「物言う株主(アクティビスト)」ファンドも登場しました。

相場における役割

ヘッジファンドというと、ハゲタカファンドのように利益を得るためなら少々手荒い手法を使ってでも積極的に投資していくというイメージを持たれ、「相場を荒らす」と表現されることがよくあります。

ヘッジファンドが動くと相場が乱高下するのは、ヘッジファンドの規模が大きいからと言えるでしょう。

ヘッジファンドの規模は日本の年金機構であるGPIFの150兆円を上回る300兆円とも言われ、相場に与えるインパクトはかなり巨大なものとなります。

相場では、全てのものが実態価値通りに評価されているわけではありません。例えば不動産や、外国人頼みのインバウンド銘柄は、実際の価値よりも高めに評価されていることが多いと言えます。

このように実態価値と相場での評価に乖離があると、その隙をヘッジファンドが狙い、本来の価値通りの評価になるよう正す働きをします。

ヘッジファンドは相場の歪みを正す役割を担っていると言えますね。

旦那氏
旦那氏
ヘッジファンドは悪者扱いされがちだけど、相場では重要な役割をしているんだね!
主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
そう、ヘッジファンドのような大きな影響力を持つ団体の働きが、相場には不可欠と言えるの。

そんなヘッジファンドを実際に運用しているのは、ファンドマネージャーと呼ばれる運用陣。そして運用資金を出しているのは世界中の投資家や金融機関です。

では、実際にヘッジファンドがどういった手法を用いて攻めと守りの運用をしているのか簡単にご紹介しますね。

「具体的・専門的な投資手法よりもヘッジファンドの特徴を先に知りたい」という方は次の章へどうぞ。

代表的なヘッジファンドの投資手法

ヘッジファンドごとに様々な手法を用い、さらに複合させているケースが多いため、全ての戦略を説明することは難しいですが、代表的なものを7つご紹介いたします。

1.ロング・ショート戦略

株式の買い持ち(ロング)と売り持ち(ショート)を同時に行う伝統的な手法。割安銘柄を買い、すでに割高にあるものを売って利益を出します。

相場が大きく上下する場面であっても双方でカバーし合えるため、大きな損失が出る可能性が低いという点も特徴です。

同業種同士でロング・ショートをすることもできますし、異業種ペア、または株と債券などの異なる商品をペアにした手法を取ることも出来ます。

2.マネージド・フューチャーズ戦略

マネージド・フューチャーズは、為替・金利・株式・債券といった金融先物から金・原油・小麦などの商品先物まであらゆる先物市場を投資対象とし、売りと買いの両方のポジションを利用します。

マネージド・フューチャーズを用いたヘッジファンドは良質のシステムが不可欠で、コンピュータによって合理的な高速売買が行われることも特徴です。

歴史的に見てもリターン率が高いことが実証されており、数多くのヘッジファンドのうち10%以上がマネージド・フューチャーズ方式を取り入れています。

3.イベント・ドリブン戦略

イベント・ドリブンは、企業経営に大きなインパクトを与える合併や買収、業務提携をはじめとするイベントが発生する際に生じる株価の上下をチャンスとして投資する手法です。

投資対象となるのは合併や買収、業務提携だけでなく、自社株買いや増資、リストラなども該当します。

特にこれらのイベントが発生することが公になった直後は株価が乱高下する可能性が高く、適正価格から乖離してしまうことが多いです。この隙を狙ってイベントドリブン戦略は利益を稼ぎます。

また、イベント・ドリブン戦略の種類の1つに次のディストレスト戦略があります。

4.ディストレス戦略

ディストレス戦略は、破産した国や破産危機にある国の株式・債券、その他資産を大幅に安くなっている価格で買い、その後価格が戻ってきた時にリターンを得る戦略です。

代表的なのがアルゼンチンの破産(デフォルト)時に破格の国債を買い荒らし、後に高額リターンを得たエリオットマネジメント。

手荒い戦略であることからも、非人道的であると批判を受けることも多いですが、当たった時のリターンは凄まじい数字となります。

5.グローバル・マクロ戦略

グローバル・マクロ戦略は、経済展望を基本とし世界中の金融市場や商品市場のなかでたくさんのポジションを取ります。投資対象は現物だけに限らず、先物も該当します。

イギリスの中央銀行との戦いに勝利したジョージ・ソロス率いるクオンタム・ファンドが代表的なヘッジファンドですが、経済展望(予想)と結果が異なると大きな損失が出る可能性があります。

6.アービトラージ戦略

アービトラージ戦略は、同一商品の一時的な価格差(歪み)を捉えて割高な方を売り、割安になっている方を買付け、後に価格差が少なくなったり消滅したりした時点で反対売買をし、利益を得る戦略のことです。

7.マルチストラテジー戦略

マルチストラテジーは、複数の戦略をひとつにしたヘッジファンドで、ある程度規模の大きいヘッジファンドが採用することが多いと言えます。

色々な戦略を取るため、分散投資の効果が加わり、リスクを抑えることが可能。リスクが低いという観点からも機関投資家が出資するケースが多くを占めます。

この他にも多くの戦略がありますが、きりが無くなってしまうので代表的なものだけご紹介しました。

では、投資対象としてヘッジファンドが選ばれている理由はなんでしょうか?特徴と一緒にヘッジファンドに投資するメリットについてご紹介いたします。

投資対象としてのヘッジファンドの特徴・メリット

続いてはヘッジファンドとはどんな投資先なのか、投資信託と比較しながら簡単にわかりやすくご説明しますね。

ヘッジファンドとは?投資信託と比較

投資できる人数が限られている(出資者を限定)

皆さんに親しまれている投資信託は、不特定多数の出資者からお金を集めることができる公募という形式をとっています。

多くの人からお金を集められるため、一人あたりの投資額も少なく済み、中には100円から購入できるファンドも。

一方ヘッジファンドはプライベート感が強い私募という形式であり、ある程度投資知識のある方や潤沢な資産がある投資家からの出資に限定され、日本では2人~49人までの出資に限られていることが特徴と言えるでしょう。

このように出資者が限定されるヘッジファンド。それによりヘッジファンドは投資信託と比べてより自由な投資手法を取りやすいんです。

幅広い投資手法

投資信託のように多くの人から出資を募るファンドの場合、万が一そのファンドが不正を働いたり、失敗して多くの人が損を被るような事態にならないよう予防線を張っておくことが必要となります。

よって通常の投資信託では、金融庁からの厳しい規制が敷かれ、投資手法も限定的になってしまいます。

その点ヘッジファンドは出資者の幅を狭め、そのファンドの投資手法に同意した者からのみの出資を受けるため、金融庁の規制は投資信託ほど厳しくなく、様々な投資手法から利益を追求することが可能です。

このようにヘッジファンドはダイナミックかつ機敏にお金を動かすことが出来るので、リターンにも直結しやすいと言えるでしょう。

手数料体系が特徴的である

通常投資信託では、運用成績の良し悪しに関わらず購入時・保有期間中の管理・解約時の3つのタイミングで割高な手数料がかかることも多いですよね。

一方でヘッジファンドでは、一般的に購入時と保有期間中の管理、さらにまとまった利益が出た時にのみ手数料が発生する成功報酬体系型をとっています

利益が出ればファンド側も儲けることができるので、運用にも力が入りますよね。

また、基本的に相場環境に関わらず常にプラスの収益を狙う絶対収益で運用されているのも投資信託との違いの一つ。

実際にヘッジファンドと、株式相場と連動するような投資信託とではパフォーマンスにも差が出ます。

モーニングスターヘッジファンドと米国株式市場のパフォーマンス比較

(引用:モーニングスター

より多くの手法を用いて運用できるヘッジファンドのほうが、手数の少ない投資信託よりも有利なことは確かでしょう。

このように運用で高利回りを狙えるヘッジファンド投資ですが、デメリットについても知っておくこと安心ですよね。

ヘッジファンと投資におけるデメリット

ヘッジファンドの主なデメリットは3つです。

最低投資額が高額である

出資人数に制限をかけているため、1人あたりの出資額が多くなければファンドの運用ができなくなってしまいます。

よって仕方がないことではありますが、アメリカ籍の著名なヘッジファンド等では最低投資額が億以上のものも多かったり、そもそも紹介がないご新規様は門前払いだったりと、一般投資家にはなかなか手が出しづらいと言えるでしょう。

主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
でも、最後に紹介するおすすめヘッジファンドのように、日本籍ヘッジファンドなら手が出せるという方も多いはず!

いつでも解約できるわけではない(ロックアップ期間)

ロックアップと呼ばれる解約ができない期間が設定されているのも、時にはデメリットとなります。

1人あたりの負担額が高いために、1人が解約すると持っているポジションを解消せざるを得なくなったりと、運用に何かと弊害が起こります。

いつでも解約できるようにしてしまうと、ファンドマネージャーはある程度の現金を常に用意しておかなければならないため、投資に回せない分リターンも望めません。

しかし、ロックアップ期間を設定することによって出資金を無駄なく運用に回すことができます。

このように解約できる日が限定されているという点ではデメリットになりますが、運用効率を考えた上では必ずしもデメリットとは言えないんですね。

ロックアップ期間はヘッジファンド毎に異なりますが、だいたい3ヶ月~半年の間で設定されていることがほとんどです。

契約するには直接やり取りする必要がある

「私募」という性質上、主要金融機関等ではほとんど取り扱いのないヘッジファンド。契約するには直接問い合わせて説明を聞き、同意できれば契約~入金という流れになります。

特に海外の著名ヘッジファンドに投資をする場合、やり取りは英語が基本になります。

英語に抵抗のない方なら問題ありませんが、英語に自身がない方は難しい金融用語を英語で説明されてもわからないというケースも多く、通訳をしてくれる仲介業者を挟むことになるでしょう。

この場合、仲介業者にも高い手数料を払うことになり、トータルリターン(運用で出た利益ー買付や管理に係るコスト)は低くなってしまうのでもったいないですよね。

最低投資額が億以上、さらに外国語がネイティブレベルでないと厳しいことから、日本の個人投資家が海外のヘッジファンドに挑戦するのはなかなかハードルが高いと言えます。

しかし、最近は個人投資家も投資しやすい日本生まれの日本人向けヘッジファンドも続々と登場しているんですよ。

おすすめは国内ヘッジファンド

国内ヘッジファンドは、日本人が投資しやすいように設定されているのがメリットと言えます。

もちろん日本語でOK

日本で生まれたヘッジファンドですから、もちろん日本語でのやり取りが可能です。

気になることも日本語で聞くことが出来ますから、安心ですよね。

最低投資額が数千万円~と低い

国内ヘッジファンドの特徴として、最低投資額が1000万円~等と海外ヘッジファンドに比べて低いことが挙げられます。

億単位では手が出せなかった個人投資家も、1000万円ならまだハードルが低いですよね。余裕があれば2個・3個と購入することもできるでしょう。

運用リターンも海外籍ヘッジファンドに劣らないものが多数

日本のヘッジファンドの多くは、海外のものに比べて運用期間が短いものが多いです。

日本では長らく投資にお金を向けるということがされず、投資に積極的なヘッジファンド育ってこなかったという背景があるため、これからどんどん実績を積んでいくという段階。

しかし、海外ファンドと比較して運用期間が短いながらも、既に高リターンを出しているヘッジファンドも。それが、筆者も運用中のBMキャピタルです。

おすすめ国内ファンド:BM CAPITAL

BM CAPITAL

(引用:BMキャピタル)

国内ヘッジファンドでおすすめなのが、BM CAPITAL(ビーエム・キャピタル)。

  • 過去にマイナスを出した年の回数ゼロ
  • 平均年利回り10%以上

と、まさに「資産を守りながら増やせる」国内ヘッジファンドです。

2013年の運用開始以降、順調な運用を見せており、2015年のチャイナ・ショックや多くの有名ヘッジファンドがマイナスを出した2018年の株価大暴落、さらにはコロナショックのあった2020年など、厳しい相場でも全てプラスで乗り越えるという下落への強さには脱帽です。

そんなBMキャピタルの投資対象は日本株。中でも市場で価値評価が適正に行われていない中小型のバリュー(割安)株をメインに投資しています。

バリュー株は値動きが穏やか、かつ株価高騰の可能性も秘めており、安定的かつ高いリターンも期待できます。

さらに場合によっては、企業価値の向上とそれに伴う株価上昇を目指して投資先企業に提言を行うアクティビストとしても活動。適正と思われる株価になった時点で売却をし、利益を出します。

バリュー株投資の父と呼ばれる、ベンジャミン・グレアムが得意としていた戦略と似ていますね。

はる’sコメント

ヘッジファンドと一口に言っても、運用手法・戦略はファンドによって様々。

例えば、近年よく目にするエクシア合同会社はハイリスクハイリターンのFXで利益を狙いに行くのに対し、BMキャピタルは企業の純資産など様々な情報から裏付けされた割安株への投資で中長期目線で利益を狙います。このような各ファンドの特徴も事前に把握したうえで投資先を選定できると良いでしょう。

そのほかBMキャピタルの特徴・魅力ポイントは以下の通り。

  • 東京大学の卒業後、英国有名投資会社であるバークレイズでキャリアを積んだファンドマネージャーが運用
  • 投資初心者向けと明言しており、面談はもちろん四半期毎に届く運用報告書も非常に丁寧でわかりやすい
  • 最低投資額は1000万円だが、相談次第で1000万円以下での出資も可能な場合も

公式サイトで資料請求や問い合わせをすると、過去の運用成績や投資方法等より詳しい情報について知ることができます。ヘッジファンドはファンドの特性上ネットに情報が少ないため、ファンドに直接伺うのが正確かつ最新の情報を得られる手っ取り早い方法でしょう。

資料請求や問い合わせは無料、かつ何度でも受けられるので、少しでも興味のある方は気軽に連絡してみると良いですよ。

最近ではコロナの影響を受け、オンラインでの面談も可能になったそうです。遠方の方も気軽に問い合わせしやすいですし、対面よりもリラックスして面談を受けれる貴重な機会ですね!気になる方はお早めにご連絡することをおすすめします。

まとめ

今回はヘッジファンドとはどういった組織なのか、金融市場ではどういった役割を果たしどのような種類があるのか簡単にご説明しました。

主婦投資ブロガーはる
主婦投資ブロガーはる
悪者扱いされることの多いヘッジファンドですが、実際は相場の風紀委員のような役割を果たしていたのですね。

国内のおすすめヘッジファンドをわかりやすくランキング形式でご紹介した記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

ABOUT ME
はる
某大学の経済学部を卒業後、新卒で某大手証券会社へ就職。運動部さながらの日々をなんとか耐え抜き、結婚を機に退職。かわいい双子の子育て(証券より大変なんですケド・・)をしながら主婦投資ブロガー/ライターとして幅広く活動しています。お金に無関心な旦那に、投資の心得を叩き込み中。FP2級/一種外務員資格保有。投資の勉強メモファンドレビューもやっていますよ~//両国投資研究会の初期メンバーとしても活躍中!▶プロフィール詳細はこちら
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  • これからまとまった元本で投資を始めたい方
  • 手元の資産の運用法で迷っている初心者の方

投資額の大小に関わらず、役に立つこと間違いなしの記事ですので是非皆様の資産運用の勉強にご活用下さい!

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